プレハブ住宅の雨漏り(現場・大阪府)

プレハブ住宅の雨漏り(現場・大阪府)

屋根工房きのした親方に使わせて頂いております

今回の記事はプレハブ型住宅の雨漏り調査をご説明させて頂こうと思います!宜しくお願い致します!(写真撮影は大阪府の現場から)


プレハブ型住宅とは鉄骨で出来たユニットを現場で組合わせて出来た住宅の事でプレカットされた材木を現場で組み立てる住宅と同じくその目的は建築費用の削減と簡略化を意図しているものと考えられます。
プレが(あらかじめ)を意味しておりますね。

プレハブ住宅の雨漏り 大阪府
プレハブ住宅の雨漏り 大阪府

今回の雨漏りの原因の一つにユニットのジョイント接合部の劣化が挙げられます。正確には劣化を促進させた鉄材の膨張伸縮によってはみ出たパッキンが劣化を起こしているという事になります。(熱膨張が無ければパッキンの劣化はもっと緩く発生したかもしれません。)

写真では約3CM程のユニットのズレが発生してジョイントパッキンが剥き出しの状態になっておりました。

(対抗策は従来施工されていました塗装やシーリングだけでなくこちらのジョイント部分に添った形の鋼板キャップを造り2重に防水する施工法をご提案させて頂く事となりました。)

※【40年経過で3㎝のズレ】ですのでこれ以上のズレは考え難いのですが念には念を入れさせて頂く事となります。※

プレハブ住宅ボルト 大阪府
プレハブ住宅ボルト 大阪府

またこちらのボルトですが表層の天板と天板の内部との2重パッキン構造となっています。

ですので平面は雨水が常に停滞する箇所が出来る事と目視出来ない箇所のパッキンは日陰部位となりますので水分の乾燥時間が遅れる事により表層のパッキンより劣化速度が幾分早まる可能性も御座います。

それに加えまして熱膨張によるボルトの動きも視野に入れますとこの部位の再シーリング工事は必須だと判断させて頂きました。

(折半屋根もそうなんですがボルトパッキンの止水能力が切れますとただ穴が開いているに等しくなってしまうからでもあります。)

【全体の劣化を意味しては居ません】

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今回の雨漏りの箇所は3か所御座いますがユニット鉄材の厚みを考えますと流石にピンホールは未だ無いと判断してのご提案となります。完全に雨漏りは止めますのでご安心下さい。

ありがとうございました!