2016年09月29日
玄関ポーチ屋根からの雨漏り
此方の記事は、玄関ポーチ屋根からの雨漏りの考察記事となります。
写真の玄関ポーチの屋根は一度ガルバニウム鋼板にて張り替え工事をしていただいた屋根となります。

調査致しましたら、僅か3㎡の雨水の排出が出来ておりませんでしたのでドレン(排水口)を目視しましたが目立った詰まりはありません。この場合は目視出来ない内壁の配管に詰まりがあることが予想されます。

また、0勾配の鋼板ハゼにシーリングがありませんでしたので雨水がハゼをオーバーフローして内部に返ってしまいます。下図がハゼからの雨漏りのメカニズムとなります。


ドレンの内管に造作を加えますと、大掛かりな改修工事費用が派生する為にポーチ上にもう一つ小さな屋根を作り排水を促す工事をさせて頂きました。
ここに至るまでに、屋根瓦の葺きなおし、ベランダの防水等、あらゆる施工を施したにも関わらず雨漏りが止まりませんでしたので、私共にご連絡を頂く経緯で御座いました。本来でしたらお支払いされた総工事費の10分の1程度で直る雨漏りの事例で御座いました。(><;)
家族の皆様総出で、雨漏りが直るまで補償してほしい・・。切なる願いが想い出深い事例のご紹介となります。
御閲覧頂きましてありがとう御座います。(^^;)