玄関ポーチ屋根からの雨漏り(大阪府と兵庫県の現場から)
此方の記事では玄関ポーチ屋根からの雨漏りの原因と対処方法をご説明させて頂こうと思います!宜しくお願いいたします!(写真は大阪府と兵庫県の現場で撮影させて頂きました!ありがとうございました!)
↓写真の玄関ポーチの屋根は一度ガルバニウム鋼板にて張り替え工事をしていただいた屋根となります。雨あがりにお伺いしましたので雨水が溜まっておりました。
早速調査致致します。面積にしますと3㎡くらいの雨水の排水が出来ておりませんでしたのでこれは詰まりが原因ではないかとドレン(排水口)を目視しましたが目立った詰まりはありませんでした。この様な場合は外部から目視出来ない内壁の配管に詰まりがあることが予想されます。
また0勾配の鋼板ハゼにシーリング(防水処理)がありませんでしたので雨水がハゼをオーバーフローして内部に返ってしまいます。下図がハゼからの雨漏りのメカニズムとなります。
※(ハゼ)とは板金と板金を繋ぐ為に細工する折り返しの事を意味します。
対処方法としましてはドレンの内管に造作を加えますと大掛かりな改修工事費用が派生する為にポーチ上にもう一つ小さな屋根を作り排水を促す工事をさせて頂きました。
今回の雨漏りのケースはここに至るまでに屋根瓦の葺き直しやベランダの再防水など、あらゆる施工を施したにも関わらず雨漏りが止まりませんでしたので私共にご連絡を頂く経緯で御座いました。本来でしたらお支払いされた総工事費の10分の1程度で直る雨漏りの事例でありましたが雨漏りは止まらなかったとはいえ、先の工事が全く無駄という訳ではないと私は考えております。
御家族の皆様総出で雨漏りが直るまで補償してほしい・・。切なる願いが想い出深い雨漏り事例のご紹介となります。
ありがとうございました!
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