家屋風・ビル風がもたらす雨漏り(現場・大阪府)
こちらの記事は家屋風・ビル風がもたらす雨漏りについての考察記事となります。よろしくお願い致します!(写真は大阪府の現場にて撮影させて頂きました!ありがとうございました!)
時代の変遷と共に隣接する建物の環境で風向きが変わる時が御座います。その際発生する雨漏りの事を家屋風・ビル風がもたらす雨漏りと私共は呼んでおります。
上の写真にありますこちらの屋根は向こうに見えますマンションが建つ前までは雨漏りはしておりませんでした。マンション建設と共にマンションに当たり返って来る風が水流を堰き止め水返しの無い地瓦の排水量を低下させてしまった故の雨漏りとの考察が十分に適います。風圧を伴う雨以外の日を除いて一年中漏れる訳ではないからであります。
此方の出窓パッキンからの雨漏りも同様に家屋の隙間を縫う風が吹いた時のみ雨漏り致します。(変則的な漏れ方をするとお住まいの施主様から教えて頂きました。)
此方の屋根も同様にあとから後方に立った建築物の影響が棟瓦に干渉しておりました。地瓦は水返しが施設してありますので平部からの漏れは避けておりました。
こちらの壁面は強風圧の時のみ雨水が侵入する壁面です。散水テストでは再現が難しいケースの雨漏りの事例で御座います。建てた工務店の方も難儀し解明に何業者か入られ私も実際に苦戦を強いられましたが雨漏りの原因の一つは庇鋼板の垂れが強風圧の際に浮くという結果でありました。幾ら水をかけても解明出来ない事例の一つで御座いますね。
風向きや風圧を熟考しませんと中々発見には至らない雨漏りも沢山御座います。またそれが難しくてもやりがいを見出せる事業の一つでもございます!
ありがとうございました!
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