アンテナ余剰水流派生による雨漏り(大阪府の現場から)

こちらの記事ではアンテナが生み出す余剰水流が雨漏りを引きおこしているケースのご紹介記事となります。(現場写真は大阪府にて撮影させて頂きました!ありがとうございました!

ケーブルテレビ等が普及される以前に文化住宅や一般家屋には必ずTVアンテナが施設してありました。一般的には屋根の頭頂部に施設するTVアンテナですがまれにこのアンテナが余剰水流を生み出して雨漏りを引き起こす場合が御座います。

アンテナ余剰水流派生による雨漏りの原因

棟瓦の内部構造にも左右されてしまいますが(土量や熨斗勾配や丸瓦に置く土など)暴風雨時に棟瓦に干渉してくる雨水がアンテナのポールから流れ落ちてくる雨水と合算して棟瓦内部に干渉してしまいますと竣工当時の棟瓦の排水可能量を超えて棟土に干渉し続けてしまいます。

アンテナ余剰水流派生による雨漏り(大阪府の現場から)
アンテナ余剰水流派生による雨漏り(大阪府の現場から)

写真の文化住宅の瓦屋根はTVアンテナが多すぎる為、棟瓦の劣化が一般家屋より早くなった事例で御座います。

こちらの瓦屋根も同様の症状が見られました。発生する余剰水流はポールの高さに比例致します。ご使用になられていないTVアンテナがありましたら出来るだけ早く撤去して頂く事をお勧め致します。

アンテナ余剰水流

こちらは【塩焼き瓦陸棟】のアンテナ余剰水流を派生した雨漏りです。ケラバ尻の防水処理と複合しておりました。2016.10.1に撮影させて頂きました。

アンテナ余剰水流

こちらの陸棟の雨漏りの原因もアンテナ余剰水流派生によるものです。2016.9.11に撮影させて頂きました。

対応策

①棟瓦を一部解体して雨水の吸収率の高い山土を止めまして防水性能の高い新しいなんばん漆喰で積み直す事。

②アンテナ廻りだけ板金でカバー工事を行う

③棟瓦全体の修理を行う等。

アンテナ線は瓦屋根が出来上がった後に付けられますから前もっての対応は昔は難しいものでしたが現在は構造の簡略化となんばん漆喰という建材が防水性と作業性の向上に一役買って頂いておりますので安心して修理可能な部位でもございます!

ありがとうございました!

Posted by 鈴木 大輔