折半屋根からの雨漏り

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折半屋根からの雨漏りの考察記事で御座います。

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写真の折半屋根88ルーフデッキ。主に緩勾配100・1位の勾配で使用されております。本当に緩い勾配での使用頻度の高い屋根です。この建材自体の重量を支えているのが鉄骨の母屋。その上にタイトフレーム(溶接)施設と言う構造です。流れ行きは一切継がないのが基本ですから流れ行きが長く母屋のピッチが広い場合。鋼板自体の自重で重ね目が浮く場合が御座います。浮いて隙間が空くという事は折半自体は下がっておりますので、意匠上浮きを抑える為に中間のボルトを用いて押さえる場合が御座います。

しかしながら、折半事態の均衡は保てていませんので雨はこの中間ボルトに集中し、パッキンの劣化と共に雨漏りするという考察となります。
中間ボルトを施設している折半屋根の主な雨漏りの原因はこれです。

またこちらの写真
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こちらは0勾配の折半屋根。ルーフデッキにはペフと言います結露防止材が貼り付けておりますので。丁度溝谷際のペフの切除の有無が争点となります。シミズに開いた屋根であっても軒鼻のペフは母屋際まで剥がしておきませんと雨水の裏走りで内部に干渉して参ります。

他にも壁面との干渉部等の複合型も予想されます。