震災用屋根シートの掛け方

この度の震災で被災されたかたに心よりお見舞い申し上げます。

そろそろ震災から早5ヶ月が過ぎようとしており、屋根に掛けたシートも怪しくなってきているものとおもわれます。

阪神淡路大震災や台風の時私がシートを掛けた工法をご紹介致します。

一 シートを掛けたいところに実際シートを広げて置いてみます

二 シートのリングに近い所の桟瓦の桟頭にマジックで記しを入れます

屋根屋さんの場合はここまで目視でいけるとおもいます。

三 桟瓦の桟頭に二個穴を開けます。穴の位置はこの際こだわりませんが

後でコーキングしておいて下さい。

四 その瓦をメクッテ下地にビスを打ちます。出来るだけ垂木を見つけて打って下さい

五 そのビスに銅線を2本括りビスを打ち切ります

六 先程の穴の開いた瓦に銅線を2本通して元に戻します。

七 そしてその銅線とシートを括りつけます。それを必要箇所全てやります。

職人仲間からアドバイスを受けましたのでちょっと修正瓦に穴を開けずに銅線が瓦から出せればOKにします。

八 もし角度が合わなければ瓦周りをコーキングして強度を上げておいて下さい

こうしておけば、砂袋 丸太 垂木 ブロックを使わずにしかも強風時にそれらが飛ばされることなく安全なシートをしっかり掛けれます。

もしシートが飛んでしまっても人身・物損事故につながる危険性はグッと減りますしシートの掛け替えも簡単にでき重ねかけもかんたんです。

できるだけお近くの屋根屋さんか大工さんか板金屋さんにやってもらって下さい。

これの応用で修理時、5寸勾配超える入母屋妻下の流れの少ない屋根にも簡単に垂木で屋根上に足場を作れます。