屋根修理・技考察情報

谷樋の熱膨張裂傷雨漏りの考察

先日診せて頂きました銅板の裂傷による雨漏りの写真です。
KIMG0588
もう一つは去年の暮れのステンレス枕樋の裂傷の写真。

裂傷の仕方がどちらも長方形の長辺に垂直方向で御座います。
谷鋼板は殆ど摩耗による穴開きが大半ですので、
検証数は少ないのですが、
どうも短編方向に引っ張られても耐えるのですが約400程
長辺方向に引っ張られると歪等を起点として耐えれない傾向にあると思います。

短編方向には吊り子や孫受けや谷漆喰が膨張を抑え
長辺方向には基本受けが無い為自由に伸び縮み出来るといった感じでしょうか。
もちろん鋼板自体の厚みや照射時間によっても誤差は生まれます。

そうすると・・
長尺の谷は一本物よりも鎧の様に細かく刻んだ方が強いのではないか?
しかし、枕や箱樋・溝を刻む事は現実的では無いので無理・・。

長尺の屋根谷樋の再施工時には一枚物に拘る必要性は無いような気もしております。
裂傷を抑える意味では細かく刻んだほうが良い様な。

未だ屋根に使用する鋼板の他部位、庇、笠置、水切り等
短尺の部位の裂傷は見た事が無いからです。

鈴木 大輔

投稿者の記事一覧

皆様こんにちは。ご訪問ありがとう御座います。
【屋根工房きのした】親方の鈴木大輔です。

このホームページの記事は2011年から全て私達現場の職人達で綴って参りました。雨漏り修理といえど殆ど何も情報が無い時代から皆様から頂く御信頼と共に沢山の実例と気付きに支えられ【必ず直す】という個人的な意志を全うさせて頂きました。ご迷惑をお掛けした事もございましたが本当にありがとう御座いました。

一般家屋を中心としビル・工場を含めた雨漏りの事例や対処方法を86記事、技術考察記事を45記事程明記しておりますので御入用でしたら是非お役立てください。その中にはDIYで直せる雨漏りも混在していますが御自分でなさる際には安全には充分にお気を付け下さいませ。

引き続きまして今後共、何卒よろしくお願い申し上げます。
【共に恵まれ共に喜びましょう】

関連記事

  1. 上屋根と下屋根の強度が違う
  2. 芯木有り瓦棒板金屋根こばなし
  3. 太陽光のパネルと天窓・唐草仕様上の雨漏り弊害
  4. アンテナ余剰水量とケラバ板金の野地板干渉
  5. 古い家屋・長屋等切り離しに関する注意点
  6. 棟のコーキングがダメな理由(シリコン・瓦屋根コーキング)
  7. 震災用屋根シートの掛け方
  8. 水膜保護

おすすめ記事

  1. 安心の屋根雨漏り修理12の秘訣
  2. 歴史が教えてくれる何故雨漏りするの?
  3. 屋根雨漏り修理 相場 費用
  4. スレート屋根の雨漏り原因ベスト5と修理対策
  5. ラバーロック・コーキングや瓦止めで雨漏りは直りますか?
  6. ルーフィング(防水紙)を張り替えれば雨漏りは直る?
  7. 屋根漆喰工事で雨漏りは直りますか?
  8. 屋根漆喰工事の修理・補修、塗りすぎ警報・注意報
PAGE TOP