塩害と砂状化
塩害と砂状化
はじめに
こちらの記事では瓦屋根にまつわる海岸部での塩害と葺き土の砂状化は何故起こるのか?こちらの現象に焦点をあててみました記事となります。よろしくお願い致します。
上記の屋根は海沿いの釉薬瓦グリーンと言います。御訪問させて頂いた時は雨漏りの修理の御依頼でした。早速調査の為に何時も通り漏水箇所の特定の為に数枚瓦を外してみますと・・。
私の今までの経験上で多く拝見してきました瓦屋根にあります葺き土と様子が異なります。大体の瓦屋根の葺き土は固形しておりましてこちらの様に砂状にはなっていないのですね。
丸瓦といいます棟瓦の下の土もサラサラと砂状化しております。かろうじて元々の土型は残っているものの本当にパウダー状になっておりました。
塩害
おそらくこれは海風が運んでくる塩分と土の成分が反応して生まれた結果だと思います。といいますのも過去の現場から銅板の屋根もこの海側と陸側の損傷度合が変わる症例が見られましたので海岸部のこれらの弊害は酸性雨の影響云々よりも塩害なのではないかなと考えておりました。
ありがとうございました!!!
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