ドブ漬けメッキと電気メッキ(スレート釘)

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ドブ漬けメッキと電気メッキ(スレート釘)

築18年の薄型化粧スレートの釘の錆びの原因を本日は色々先輩職人と交えて考察しておりました。
私も亜鉛のドブ漬けメッキのベストの釘がこの様な惨状になっている事を見た事が無かったので使用している釘は電気メッキで仕上がった釘、副資材であるのでは無いかと仮定を立てておりました。
先輩職人の御意見が非常に解に近いと思います。

メッキのやり方は他にも色々あると思いますが、結論が出ましたらまた追記しようと思います。

問題はこの釘がどの範囲まで屋根に普及しているかどうかと屋根材共、錆びで若年数の内にだめにしてしまう問題。

こういった事象等は当然保障の範囲内に収まるべきですが、実際はそういった保障はメーカー・施工店共、皆無であると施主さんは認識しておいたほうが良いです。

ですから、屋根診断や実際の施工には、考察深く、むやみやたらに新生の屋根材を勧めない施工店に依頼する事が肝要です。

この立地とこの建材なら何年持つという現場から蓄積されたデータが人の財産を預かる上で必要不可欠だからです。

それから初めて見積りとなります。
全ての事象や考察が終わってから見積りとなります。
くどいようですが、10年保障などへのツッパリにもなりませんので御留意下さいませ。
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今現在、修理営繕させて頂いている屋根は、
風水圧に葺き土が干渉される事は無く、故この立地で瓦・土共凍てません。
シリコン入りの土を使っておりますので
葺き土とシリコンのゲル化(分離)もありません。

30年前に10年しか持たないと言われた屋根を改修させて頂いております。
この屋根は建て替えまでもちますし、言わば山肌にめり込んだ天然岩の状態に必ず持っていけまます。