日本瓦・棟瓦の積み直しで雨漏りは直ります。1m/15000円~

日本瓦・棟瓦の積み直しで雨漏りは直ります。1m/15000円~

①施工前写真

こちらの記事では『瓦屋根』にあります『棟瓦』の『積み直し工事』の詳細をご説明させて頂こうと思います。基本的に雨漏りしている瓦屋根の場合は部分修理でも直りますが、経過年数によります過度の劣化や『初回メンテナンス』が上手く機能していない場合、または災害によって損傷やズレが発生し棟瓦自体が崩れている場合は棟瓦の積み直し工事をお勧めさせて頂く場合がございます。

棟瓦は立面ですから傷み易い傾向が御座います

またお勧めさせて頂く理由としましては以下の理由が御座います。

環境が厳しい立地条件の屋根

例を挙げさせていただきますと『山間部造成地の高台』に在ります家屋や隣接物件の無い平野部で発生し易い『ビル風』など廻りの隣接物が修理家屋より後に出来た立地条件を含んでいる家屋など『過剰な風圧』を受けると予測出来る環境に位置している場所にお住まいの方から高頻度で雨漏り修理の御依頼が多いからで御座います。

調査時や施工時に見ておいた方が良い注意点

そこで調査時や施工時での注意点は上記の『棟瓦は立面ですから傷み易い傾向』に加えまして

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①『アンテナ』が施設している(余剰水流が生まれる可能性があります)

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②『熨斗瓦』の勾配が緩い(特に『一段目の台熨斗』)(勾配はそのまま水捌けに繋がります)

葺き土が多すぎ 瓦屋根考察


③二段目以降の『葺き土』の量が多過ぎる(内部の土が多すぎますとかえって土が雨水を呼び込みます)

雨漏りを引き起こす屋根漆喰工事
雨漏りを引き起こす屋根漆喰工事

④面土や漆喰の出面が守れていない(出過ぎた漆喰は雨を呼び込みます)


⑤『寄棟』水落とし調性が無い(棟幅も影響)(棟瓦を解体すれば状態が把握できます)

陸棟追い当て不備雨漏り
陸棟追い当て不備雨漏り

⑥『追い当て』が荒い『半端瓦』(追い当てが丁寧ですと浸水した雨水を受け流す機能が増します)

大阪府の寄棟東鬼からの雨漏り
大阪府の寄棟東鬼からの雨漏り


⑦ 東鬼瓦取り合いの防水性が低い(寄棟瓦の場合)(むき出しの『鬼首漆喰』が原因の場合と隅棟が陸棟に刺さっていない場合水の流れを切れず棟瓦の内部に雨水を引き入れてしまいます)


⑧一次メンテナンスの雨漏り修理で表層シリコンのみで対応(表層のシリコンだけで雨漏りが直らない場合もございます)

これらが挙げられますが逆にこれら以外を順守している棟瓦は簡単には雨漏りせず『面土漆喰』のやり直しで済む場合も御座いますが調査御依頼を頂く屋根の9割以上は上記説明のどれかに該当しております。

棟瓦の積み直し工事手順

それでは当店の棟瓦積み直しの手順をご説明させて頂きます。

②隅巴


①先ず初めに棟瓦を解体いたしまして『隅巴瓦』の下には『シリコン防水処理』を致します。この箇所に葺き土を置かない理由は隅巴瓦の幅が狭く土や漆喰を置くと水が廻るからです。その後その上から『ステンレスパッキンビス』を鬼瓦施設の際に邪魔にならない様て止めつけます。

③隅鬼瓦


②『隅鬼瓦』を取り付ける際には『ステンレス線』を使用致します。『隅木』をに止め付ける方にも『125mmのステンレスビス』をを使用致します。

④追い当て水返し処理


③『追い当て瓦』(半端の瓦)には『水落とし』と『水返し』をそれぞれ施設致します。この部位は『寄棟屋根地瓦箇所』におけまして唯一雨水の流れが逆になる部分ですので写真の処理にて横から雨水が流れてきた時の侵入に備えます。

⑤熨斗勾配


④『台熨斗瓦の』『勾配』は4寸取ります。台熨斗瓦の勾配が無ければこの箇所が棟瓦の最終的な排水場所でありまして排水能力が低下するからで御座います。排水能力の低下は『釉薬瓦』の場合などは瓦裏面の水の浸透率が高い『素焼き』の部位に『凍て』を生じさせてしまう可能性が多くなってしまいます。

⑥熨斗合端口防水


⑤『熨斗瓦の合端口』(継ぎ目)には『シリコン』で『防水処理』致します。この箇所も風圧が掛かった時に雨水が侵入してきますので継ぎ目から台土に雨水を干渉させない様にする為で御座います。

⑦葺き土量


⑥二段目以降の葺き土の量は熨斗瓦が安定するラインに留めここも暴風雨時に棟内部に干渉してくる雨水が当たらない様に『土幅』や『土量』に注意しながら置いていきます。

⑧施工後の写真2


⑦完成。施工後の写真となります。各『鬼首廻り』は厚めに『シリコン』で防水処理しております。面土の出面は一寸五分で熨斗瓦垂れからの雨水の巻き込みも御座いません。『丸瓦』も内部シリコンの3点止めを施します。瓦内部のシリコンの劣化は太陽光を避ける為に先ず発生する事はありません。

⑨施工後の写真


施工後の写真です。

⑩施工後の写真


こちらの棟瓦は癖のきつい熨斗瓦でしたのでその場合は『反り』・『起こり』等組み合わせながら出来るだけ隙間が出ない様に積み直します。

40年前後のまだまだ実行経過年数中の瓦は充分再生可能な場合が多く、再工事にて充分な費用対効果をお届けする事が可能で御座います。葺き土に雨水が干渉しない事が棟の強度を長く保つ条件で御座いますね。

ありがとうございました!