漆喰の出過ぎとコーキングによる雨漏り
屋根修理や、雨漏り修理で最も御依頼の頻度が高い漆喰の出過ぎとコーキングによる雨漏りの考察記事です。
先ずは写真を御覧ください。
棟の熨斗瓦から漆喰が飛び出しております。
こちらは元々塗ってあった旧漆喰を剥離し、尚且つ面土の出面の調整もしないままそのまま塗り上げてしまった工事ですね。💦また、棟瓦のズレを止める為の所為であろうシリコンも塗られております。
これでは本来雨を避ける為の屋根瓦棟の機能が維持出来ません。(^^;)
また、一番下の熨斗瓦。台熨斗の継ぎ目にもシリコンが塗っておりますので風圧を共にする雨の時には排水量が下がり雨漏りする危険性を孕みます。
中古住宅を御購入された方はこの様な感じの工事をされている屋根でもしょうがないと致しましても・・
雨漏り修理を依頼する際には、出来るだけこういった工事は避けた方が良いと思います。
また、二次メンテナンス時には葺き替え工事の格好の的となってしまいます。
御留意下さいませ。
それでも殆どが修理工事で雨漏りは直りますので慌てないで下さいね。
こちらの屋根も屋根漆喰の重ね塗りとシリコンによる固定工事による弊害です。2016.10.16に診断撮影させていただきました。
こちらのシルバー釉薬の棟瓦もシリコンによる排水量低下と漆喰の塗り過ぎにて雨漏りを引き起こしておりました。2016.10.1診断撮影させて頂きました。
中々の雨漏り原因の頻度を作ってしまう工事となりますが、一つ一つ不安が減っていくとよいですね。😊
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