タコ足線から読み取れる内部シリコンの寿命

タコ足線から読み取れる内部シリコンの寿命

はじめに

今回の記事ではタコ足線といいます鉄線から我々がよく使用しています棟瓦内部でのシリコン(接着剤のようなもの)の寿命を考察してみようと思います。

たこ足
銅線に見えますが実は鉄線でございます

こちらの写真に使っている鬼を吊る為の線を私共はタコ足線と呼んでおります。鉄線にビニールを巻いた線で銅線を模倣した線でございます。このタコ足線は太陽光に晒されると30年持たずして跡形も無くなってしまいますが瓦や葺き土に保護されている場合は35年経っても殆ど変質しておりませんでした。

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棟瓦の内部で使用するシリコン

地瓦の内部で使用するシリコン
内部シリコンの寿命

こちらの結果から解る考察でございますが棟瓦を積み直す際また、地瓦に水返しを施設する場合に緊結と防水を兼ねて使用するシリコンの寿命は太陽光を遮る見えない部分に塗布致しますので変質せず35年以上その機能を果たす事をお約束出来ます。現時点では予想の範疇を完全には逸脱出来ませんが本来の瓦の寿命と沿う形になると私共は考えております。

ありがとうございました!!!