パッキンビスのパッキン

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画像は築28年のパッキン付きステンレス釘です。
震災以来、在来の土葺き工法から引っ掛け桟工法に変遷していく中で
先んだって採用していた屋根から採取したものです。

神戸山間部で少し平野部とは環境がキツイ中で、さしたる腐食も無く鎮座していた事実は
安心に値致します。現場検証数が足りませんので、沿岸部での耐用は推し量れませんが、
納得のいく結果を残しております。

ステンレスが、28年位でどうにかなる物でない事は周知しておりましたが、
問題のパッキン(オレフィン系かな?)が、結果を残している事が今回は重要。
これからも使用し続ける事ができます。

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逆に・・

築10年の天窓雨漏りの診断時に見た写真の薄型化粧スレート
わずか、10年でミリ単位の断層が分離して静かに分解が始まっております。
屋根勾配は3寸。
原因はアスベストを使用しなくなった事が、大きな要因かとおもわれますが、
他にも重大な問題が御座います。
各メーカー心配無いという謳い文句ですので、
それを信じるならそれでいいでしょう。

前にも書きましたが、私の無能さゆ故、このアスベストの抜けた建材を
3軒・・何も考えずに施工しております。
後悔で頭がもげそうですが、一歩も後ずさりする気は御座いません。
誠意ある対応をいたします。

時代に流されて、何も考えずに信用したつけですね。
もう自分が頂いた現場での検証以外何も信用しない様になっております。