耐震・耐風・強化棟修理工事 1m/15000円~
耐震・耐風・強化棟修理工事 1m/15000円~
このページでは屋根瓦の棟部分の修理工事の一つの種類であります『耐震』、『耐風』、『強化棟』工事の詳細を御案内させていただきます。今回はオレンジの日本瓦で工事依頼を頂きました寄棟屋根を例に御説明させて頂こうと思います。どうぞ宜しくお願い致します。
施工前の棟瓦の状態
現状は御覧の様に棟一面に『ラバーコーキング』がびっしりと塗られています。こちらは2005年頃の施工とお伺い致しました。今回はこちらのメンテナンスが原因で『雨漏り』していたのですが厳密に申し上げますと最初から雨漏りは直っていませんでした。
この様な現状から棟瓦にこの工事を施工致しますともうこの瓦を使っての葺き直しは大変手間が掛かりかえって新しい瓦にしたほうがお安くなる場合も御座います。(塗布量に準じましてケースバイケースでございますね。)
棟瓦の撤去工事と下地工事
そこで今回は『7寸丸瓦』での耐震・耐風・強化棟工事を御提案させて頂きました。先ず初めに既存の棟瓦を全部撤去致しました。
次に古い棟瓦を全部撤去した後屋根の『棟木』に『強化棟金具』を90cm間隔で取り付けて行き金具と『垂木』をビスで固定していきます。
なんばん漆喰の塗布と左官
その後棟全面に『なんばん』(シリコン入り粘土)を隙間なく塗りつけていき表面を『左官処理』致します。この時雨漏りの原因となる『地瓦』の『半端調整』の不具合や地瓦の施工不具合も同時に修理致します。
※棟幅が狭くなりますからこの工事では最も神経を使う所でもございます。
7寸丸瓦の施設工事
その後新しい7寸丸瓦及び『カッポン瓦』や『三ツ又瓦』を先ほどの垂木に『ステンレスビス』で固定して完成となります。熨斗瓦を積み上げていく日本瓦本来の意匠には及びませんがこの工法は、震災の影響でかなり普及しております。
理由としましては『費用の安さ』、『メンテナンス』のしやすさ、『強度』、『軽重量』、『雨仕舞い』であり棟瓦の工法で意匠をあまり気になさらないお客様には現在ベストの工法であると考えております。古い棟瓦で日本瓦の熨斗積み工法を御希望されるお客様でも同じ強度の耐震・耐風・強化棟工事が出来ますのでご安心下さい。
ありがとうございました!
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