瓦屋根・土葺き直し工事の詳細 1㎡/10000円~
瓦屋根・土葺き直し工事の詳細 1㎡/10000円~
こちらのページでは日本古来からあります『日本瓦土葺き工法』の御案内を雨漏り修理を併用した工事を例にとり順次御説明したいと思います。どうぞよろしくお願い致します。
先ずは施工前
今回葺き直し工事に至りました原因の『雨漏り箇所』は埃の堆積によります『毛細管逆流現象』でなおかつ『地瓦谷部』に『ラバーコーキング』を塗る事によってそのコーキングが堰となりこれも雨水を逆流させてしまうメンテナンスが原因でございました。
ラバーコーキングを1枚1枚カッターで剥ぎ取っていく作業と並行致しまして、施工箇所全部の瓦の土と瓦に付着している『埃』を撤去する作業を致しました。
下地工事
破損しました『野地板』を補修しながら『ゴムアスファルトルーフィング』と『土止め桟木』を施工致しました。『足場の確保』を兼用する野地強化のため桟木の間隔は1mで屋根垂木構造材に打ち付けて行きました(さらに野地状態が悪い場合などは『杉バラ板』などを施設致します。)次に軒先の処理工事へと進みます。
軒先雀口面戸取り付け工事
屋根の軒先には『軟質塩ビ軒面戸』を取り付けました。ここの面戸を取り付けますと『蜂』や『コウモリ』や『雀』・『蛇』などの侵入を防止出来ます。(殆どの土葺き瓦屋の場合はこの部分は『モルタル』か『漆喰』で処理されていますが無い場合も御座います。)軒先の雀口面戸工事が終わりましたら次は『土葺き』の工程に進んでまります。
土葺きの工程
『軒』と『棟』(瓦屋根の上下)に『瓦割り』を施しまして土で屋根地の『不陸』などを調整しながらもともとの葺きあがった状態に戻して参ります。(※瓦割りとは予め瓦の寸法と屋根の寸法を割り算で印をつけておくという工程でもあります。)
葺き直し工事の完成
棟瓦の面土の『漆喰左官』また『樋の清掃』を施工いたしまして完成でございます。これで埃の堆積による毛細管現象や『ラバーロック・ラバーコーキング』工事によります雨水逆流は双方共、施主様の悩みと共に解消されました。
ラバーロック・ラバーコーキング工事は当ホームページでも記載しておりますのでご参考にしてくださいますと幸いです。
※参考記事※
諦めていた古い瓦屋根でも!
こちらは同じ様に2013年5月に施工させて頂きました瓦屋根となります。こちらは土を使わない『乾式工法』の『瓦屋根修理』となりますがとても喜んで頂けました。
ありがとうございました!
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