谷樋劣化による雨漏り

谷樋劣化からの雨漏りについてご説明致します。
(トタンや銅板等が主な対象建材となります。)

CA3I06382011.11.24大阪府・銅板谷樋の裂傷

写真左が谷樋銅板の裂傷による劣化です。主に施工当時の歪みと熱膨張によるものが原因です。日照時間が短く熱膨張が起こり難い谷樋の裂傷は進行が遅れるという特徴があります。

写真左は谷樋銅板の摩耗による劣化です。こちらは銅板の緑青が落下水流により削られ希薄化していくと共に,熱膨張が希薄化を起こしている部位を引っ張り穴が拡大していきます。派生する穴は水量の少ない水上より水下に躊躇に見られ雨中に混じる不純物による摩耗が原因として裏付けされます。

銅板・トタンとも鋼板自体の厚み自体に最後は下駄を預ける形となります。

ハサミを入れた箇所の錆びや錆びを摩耗される事が極端に少ない為、現在はステンレス鋼板を使用した谷樋が主流となっております。

放っておきますと雨の度に相当量の雨漏りを引き起してしまいますので早めの対処が必要です。また人間の肉眼では発見不可能なピンホールも混在しておりますので経過年数を考慮した対処が必要な部位でもあります。

溝谷裂傷

こちらの溝谷は金属パテで補修しておりましたが、約1年で塗布したパテが熱膨張に追随出来ずに再度の剥離雨漏りを引き起こしておりました。2016.10.1診断撮影させて頂きました。

溝谷の劣化

こちらの溝谷は防水シートのみの施工です。熱膨張で捲りあがり雨漏りしております。2016.9.25に撮影させて頂きました。

銅谷の穴
2016.1.31 高槻市にて撮影させて頂きました。