9月23日 このHPは現場考察を主眼とする当店のオリジナル記事で御座います。皆様のお役に立てれば幸いです。  

屋根漆喰工事の修理・補修、塗りすぎ警報・注意報

2011-10-08

御閲覧頂き有難うございます。タイトル通りの考察記事です。

まずはじめに、屋根の漆喰の塗りすぎは何故多く絶えないのか?

それはただ見た目だけは仕上げ易いからです。棟の熨斗瓦垂れ付近まで、漆喰をたっぷり塗りますと塗りこぼしが殆ど出ないために、適正漆喰工事の2倍のスピードで仕上がる為です。しっかりした調整をしながら漆喰工事を施工致しますと非常に手間がかかり、塗りこぼしていないかその都度熨斗瓦の裏側を覗きこまないといけません。

 

塗りすぎました漆喰はこちらの写真

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この大気中・雨中に混じる埃の付着や苔・黒カビで覆われた三日月の部分、これを棟面土と言いましてこの部分自体を漆喰や面土瓦で仕上げて行きます。汚れている棟面土の部分は雨を綺麗に捌けず、継続的に水分が廻っている証拠で御座います。

先ずはこの出過ぎた漆喰の撤去と一番この工事で大切な漆喰を撤去した後棟の土を削る作業が絶対必要です。

古い漆喰を撤去してもそのまま何の調整もせずまた同じように塗りますとまた同じ箇所、特に熨斗垂れからや台熨斗合端口から水が廻り切っている部位の改善は殆ど見込めません。

この様に漆喰だけでなく棟土も削って参ります。

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では何故この作業が必要なのか御説明致します。

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この様な日本瓦の棟は熨斗瓦と言われる長方形の瓦を何段かに積み上げて作られています。

ですので一段目熨斗瓦の継ぎ目が、雨の落ちる実際の箇所で、その上に積まれた熨斗瓦より絶対に中に塗っていなければ著しく瓦自体や棟の寿命を損傷してしまいます。

この調整を私は勝手に熨斗瓦一段目チリ奥調整と呼んでいます。

これを厳守しませんと、要するに1段目の熨斗瓦の水の落口の直ぐ下に漆喰を塗られていましたら必ず水が廻り、雨漏りの原因や、凍み割れの原因←こちらは殆ど間違いない私の考察、

凍て割れ瓦・凍み割れ瓦の考察記事はこちら→http://www.amamore.net/roof-construction/937/

屋根構造材腐食・鬼銅線劣化促進・棟熨斗瓦の蛇行水平化(耐震性劣化)埃・虫・苔の付着繁殖など列挙いたしますと6つの弊害が発生致します。

また上記写真の赤線部、水の落口にシリコンをぬりましても熨斗瓦の勾配(角度)によって、水量はちがいますが青線部分のちょうど裏側に雨水が走り、やはり漆喰の塗りすぎは上記の弊害を招きます。

それだけ棟瓦の漆喰は繊細かつ慎重に施工しませんと、台土を削って掃除して何も塗らない屋根の方がよっぽど高寿命を維持できると言うことなのです。調整をシッカリ施し塗った漆喰は例え、ぐちゃぐちゃでも綺麗に仕上げた出過ぎた漆喰より屋根の為には良いという事です。

塗りすぎた漆喰のせいで凍て割れ・凍み割れてしまった瓦はこちら

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この部位からまだ雨漏りはしていませんでしたが、地域性・日照時間の差異で出来た凍て割れではなく、漆喰の塗りすぎで出来てしまった凍て割れです。漆喰の塗りすぎによって最後まで瓦の寿命をまっとう出来なかった写真です。

常に棟近辺が水分を含んだ状態ですのでこうなりますと余計な修理費用が必要なまさに人災で御座います。

御宅様の棟漆喰はちゃんと塗られているでしょうか?

棟の一次メンテナンスは非常に重要です。言わば瓦屋根の命と言っても過言ではありません。安い値段に飛びつかずに棟漆喰の塗り替えは、最低限上記の知識と技術を持った実際に現場に従事する職人さんに施工してもらってください。(左官屋さんでも、屋根屋さんでもどちらでも良いでしょう。)下記は非常に沢山の御相談ケースです。

無考察漆喰工事をされる→棟から雨漏りする→葺き替えを勧められる→良く解らないけど葺き替える→?? となりません様に。

適正・不適正屋根漆喰工事

 
                                 当店施工動画
   

正直にまっすぐに当店の瓦屋根雨漏り修理に対する志については→ただ、ただ、雨漏りを止めたいだけでした

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屋根漆喰工事 塗り方

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屋根漆喰工事の下地処理

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ラバー工事による雨漏り

地瓦谷部にコーキングを塗りますと雨漏りの原因となります。また、凍み・凍ての原因、結露による屋根構造材木腐食推進にもなります。(当店施工動画)

屋根塗り替え下地洗浄

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