2014年06月01日

銀杏面厚み出し振り鮟鱇再び・・

CA3I0989
本日は大阪南部から中部へと雨漏り修理や屋根修理診断をさせて頂いておりました。ありがとうございました。

その中で、非常に確率が低く、出会う機会が殆ど絶望的なサンヤンさんの作った大阪鮟鱇の樋の掛かる御施主さんの屋根を診させて頂いておりました。雨漏りの原因自体は至って簡単で、谷のモルタルの撤去及び吊り線と落下水流がその後上がりますので銅谷水落ち口の補強で対応する旨御提案させて頂きました。

何故?サンヤンさんが作った鮟鱇と思ったのか?
それは・・

頭菊水の打ち出しの膨らみ・・。もはや模様を超えて息使いが聞こえてきそうな緻密な仕事と
銀杏面の長尺縦樋に止め金具が見当たらない事と・・(裏で止める技法)

それに屋根屋として最も尊敬に値する
谷尻の一番水流の上がる部位に鮟鱇を設置して、排水量を上げている事・・。(投げ板では無く・・。)
その為にわざわざ銀杏面の意地と美観はそのままで振り鮟鱇で納めきっている事が挙げられます。

最終的に尊敬する先輩板金師・のぶりんの御言葉とだんじり大工棟梁のお名前で確定致しました。

正直技術・考察共この方は国宝級の方と私も思います。
それにキセルをぷかぷかトントンと非常におとなしい職人さんだったらしく、
大勢の板金師の方がパクリに来ても全部隠さず見せてくれたらしいです。
パクレタ(盗み切れた人は因みに0らしいです。笑)
一度はお会いしてみたかったと、心底思いました。

見ているだけで力が湧いて来る考察と技術ですので、
本日は大変恵まれた一日を過ごさせて頂きました。

どうか、酸性雨でどうたらこうたらとか・・
この樋イガンデますよ!!とか・・・

施主さんが信じません様に・・ 😆

温故知新じゃなく 温懐至疹になりませんように・・・くどくて申し訳御座いません。

 

後は一級建築士の方のご自宅の雨漏りちょこっと修理と、構造計算上屋根を軽くされたいとおっしゃられていたので、とりあえず小屋組み壁面の強化を優先して、最終で屋根を考えて欲しいとお伝えし、(商売する気あるのか?と苦笑いされながらも・・)軽量化より小屋組み強化が先と内心意地を通しつつ・・

次の現場では、昭和初期の葺き出し地瓦のズレから葺き替えに持って行かれて、水切りの甘さから再漏水し、波トタンで水切りを抑えるなんとも言えない仕上がりでは御座いますが、前オーナーさんが何をされたか全て過去をさかのぼりご説明させて頂き、畳の染みは油の染みで雨染みでは御座いませんと力説させて頂き、コロニアル00万円の葺き替え工事は現在漏れていないので全く必要ありませんと・・、これまたお金にならない屋根診断をお届けして

本日も業務終了で御座います。やる気はバリバリで御座います。!!

偽診断はしませんけど (笑)