2012年12月20日
時の流れるままに
知らず知らず 歩いてきた 細く長い 屋根事業
振り返れば 遥か遠く 過去屋根が見える
でこぼこ野路や 曲がりくねった棟
師匠さえない それもまた人生
ああ 川の流れのように ゆるやかに 地葺きを 織りなしていたい
ああ 時の流れるままに とめどなく 空が黄昏にそまるまで
生きることは 生かされること 何時か終わるこの道
愛する嫁 そばに連れて 愛 謳いながら
雨に打たれて 直し切った屋根なら いつでも 雨 漏れる日はないから
ああ 川の流れのように
おだやかに 御施主に 信じてほしい
ああ 川の流れのように 移り行く 時代 雪どけを待ちながら
ああ 川の流れのように おだやかに 診断 まかせてほしい
ああ 川の流れのように いつまでも 施主のいたみを 聞きながら