小さな土石流(地瓦谷芯シリコンコーキング雨漏り)

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本日も残暑残る中
棟の積み替え工事をさせて頂いておりました。
やっと余裕も出て参りましたので、作業も捗ります。
差し替えた部位は北面棟直下で、この現場では一番水の停滞率の高い所で御座います。

夕方は雨漏り診断で現場からチョコっと移動。

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全面シリコン塗布の雨漏りです。
漏れた始点は当然谷芯。

雨が運んで来るのは水だけではありません。
雨水に混じる・黄砂・鉄分・あらゆる工業不純物

これらの不純物はいとも簡単に地瓦谷芯にあるシリコンを摩耗してきますので
(銅板の穴開きと原理は同じ)
一度開けられたピンホールは出口を確保する事無く野地板に干渉致します。
劣化した防水紙など屁のツッパリにも成りません。

長雨時等、地瓦谷芯は言わば
小さな土石流状態となりますので、この部位にシリコンは自殺行為と同意語で御座います。
(明らかに水流の派生しない部位との劣化速度が違います。)

雨漏りが止まるのは一時的。(この度の立地では約5年・保障対象外年数
日照時間の長い屋根面を皮切りに
全面漏水を引き起す可能性も御座います。

上記考察から外れ、少しだけシリコンを塗られただけの屋根を
目の敵として葺き替えに持って行く方も存在しております。
どうか御留意下さい。
(まぁ・・防ぎ用がありませんけど。)

私の保障はガキの頃より人様の屋根にお邪魔させて頂き、
立地・環境・数千の現場検証を携えつつ・・

私が負ける訳ない!保障で御座います。(笑)
もし負けたら・・
再工事と土下座。。 ここは全然笑えませんが
年数は切りません。 
心優しい・正確無比な屋根屋であり続けたいからです。

 

 

 

 

 

 

 

 

この記事を書いた人

【鈴木 大輔・広子】

【鈴木 大輔・広子】

皆様こんにちは。ご訪問ありがとう御座います。
【屋根工房きのした】親方の鈴木大輔です。

このホームページの記事は2011年から全て私達現場の職人達で綴って参りました。殆ど何も情報が無い時代から、皆様から頂く御信頼と共に沢山の実例と気付きに支えられ様々な雨漏りを【必ず直す】という個人的な意志を全うさせて頂きました。ご迷惑をお掛けした事もございましたが本当にありがとう御座いました。

このHPではビル・工場・一般家屋を含めました雨漏りの事例や対処方法を86記事、技術考察記事を45記事程明記しておりますので御入用でしたら是非お役立てください。その中にはDIYで直せる雨漏りも混在していますが御自分でなさる際には安全には充分にお気を付け下さいませ。

引き続きまして今後共、何卒よろしくお願い申し上げます。
【全ては神様と皆様のおかげです】since 1999.10.3