雨漏り・屋根修理診断(城東区・堺市南区・生駒市)にて


H25年4月28日に屋根修理や雨漏り診断などさせて頂きました。ありがとうございました。

先ずは城東区の雨漏り診断です。

南面は5年程前に葺き替えられているので今回の雨漏りとは関係なく、今回の雨漏りの原因は北側3寸五分勾配の燻瓦のずれによる棟際地瓦の剥離が原因です。
この時代の瓦は裏側に爪(突起)で土をくい込ます機能が無く、谷尻の銅線が間延びしますと適合勾配も助け手となりズレ出しますが、まだまだ葺き土も風化せずその機能を維持しておりますのでこの瓦を使用した土葺きによる葺き直し工事の御提案となります。
南側の流行きが北行きの倍ありますので、棟続きの屋根といいましても屋根束の負担バランス等考慮いたしまして土葺きが最も有効であると判断させて頂きました。
葺き直しの折には流行き3枚おき程度で地瓦を釣れば更に強度は増すものと思います。
暫く雨漏りしない様に置いてあった瓦で止水しておきました。

次は堺市南区での屋根修理診断です。

隅鬼瓦がはずれかけているという御報告の元参上させて頂きました。
この部位の構造は銅線を束ねた物を鬼の裏側に通して結わえ、一方の先を釘を用いて隅木に打ち込んで固定するという工法です。はずれかけている原因の一つに隅棟土の粘土質の問題や葺き土の置きすぎ、また不良メンテナンスによる棟内部の劣化による棟全面のズレによる鬼への負担が主な原因ですが、今回は純粋に水流が最も過大化する鬼際銅線の劣化と鬼と熨斗瓦が少し剥離した後の銅線の熱膨張による間延びと判断させて頂きました。
隅棟全面がずズレ出した場合は東鬼取り合い部位にもう少し剥離が生まれます。
修理する事は至って簡単で使用建材は全てステンレスで問題ありません。
東取り合い部はシリコン塗布の後、防水モルタルを引けば現状大丈夫。
さらに幾年か後、現状砂分の多い棟の葺き直しをすれば更に安泰という銀黒3寸の屋根という構造です。

次は生駒市にて不安に駆られたとの御報告を受け参上させて頂きました。
築34年のシルバー釉薬の屋根。幾年か前にコーキング工事をしております。
現状東鬼との取り合い部は確実に外部漏水(体感できない漏水)を引き起こしておりますが、平部は問題ありません。
一部ビニトンの裂傷により天井裏から光を確認できますが雨漏りとは関係ありません。
時期を見計らって棟の積み直しをした方が良い思われます。
理由は外部雨漏りもさることながら陸棟の熨斗段数が3段にもかかわらず棟幅が広すぎる事と台熨斗が水平化してる事。
地瓦追い当ての調整は棟を解体した折り必ず必要となります。
また御連絡下さいませ。

最後の屋根修理診断です。こちらの屋根も生駒市です。
ソーラー湯沸かし器を他店にて撤去した後の屋根診断です。
築25年のシルバー釉薬3寸勾配の屋根で、メンテナンスの筆頭項目は湯沸し器が作り出した埃の撤去と清掃です。
吸い上げや毛細管が起こる前に事前に掃除しておく事はかなり重要です。
次に鬼廻りの防水処理と25年の返り雨で劣化した棟漆喰の調整塗り直し、0.35の亜鉛鉄板はまだまだ摩耗に打ち勝ちそうなので塗装処理と水落ち口に鋼板カバーでお終いです
。軒天直下庇の漆喰は劣化しませんので今回は除外致します。

棟瓦締め直し・・要りません。地瓦調整締め直し・・要りません(土質はともかく土量は十分です。)コーキング工事全面・・要りません。それをしなかったら20年大丈夫でしょうか?

大丈夫です。

本日は以上となります。御信頼頂きましてありがとうございました!。
m(__)m

この記事を書いた人

【鈴木 大輔・広子】

【鈴木 大輔・広子】

皆様こんにちは。ご訪問ありがとう御座います。
【屋根工房きのした】親方の鈴木大輔です。

このホームページの記事は2011年から全て私達現場の職人達で綴って参りました。殆ど何も情報が無い時代から、皆様から頂く御信頼と共に沢山の実例と気付きに支えられ様々な雨漏りを【必ず直す】という個人的な意志を全うさせて頂きました。ご迷惑をお掛けした事もございましたが本当にありがとう御座いました。

このHPではビル・工場・一般家屋を含めました雨漏りの事例や対処方法を86記事、技術考察記事を45記事程明記しておりますので御入用でしたら是非お役立てください。その中にはDIYで直せる雨漏りも混在していますが御自分でなさる際には安全には充分にお気を付け下さいませ。

引き続きまして今後共、何卒よろしくお願い申し上げます。
【全ては神様と皆様のおかげです】since 1999.10.3

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