セメント瓦の雨漏り修理
こちらのページではセメント瓦の修理事例となります。

大阪市・淀川区にてセメント瓦からガルバニウム鋼板に変更する葺き替え工事を施工致しました。写真のセメント瓦屋根は数年前に塗装のメンテナンスを施しております。劣化した塗膜が水流を止める堰となり雨漏りしておりました。

写真の黒っぽく変色している箇所が雨水が入っても抜けれない箇所です。
屋根勾配が緩かった事と屋根材内部の埃の堆積量も多かった事も雨水が下地まで浸透してしまった原因の一つで御座います。

セメント瓦を全て撤去して、アスファルトフェルトも撤去し、
清掃を繰り返します。
この時代の防水紙(ルーフィング)は二次防水と呼べる物では無く、
今の様な強度も保持しておりません。

構造用合板(0.9mm)を既存野地板の上から施設致します。

続きまして、新しいアスファルトルーフィングを施設致します。

その後、NISCガルバニウム鋼板(0.35mm)を晒し葺きで施工致しました。
今回葺き替え工事を御提案した理由は下記の通りです。
①セメント瓦自体に大量のシリコンを塗布してあり再利用が難しい事。
②元々セメント瓦を使用する際の適合屋根勾配では無かった事。
※屋根勾配は2寸※この二点、これが致命的でした。
③躯体年数も考慮しつつ、施工費用を出来るだけ抑えたかった事。
以上の3点となります。
この度は私共に御信頼を置いて頂きまして誠にありがとう御座いました。
こちらは大阪府都島区にて御依頼頂きましたK様の屋根を参考にセメント瓦の雨漏り修理を御説明させて頂きます。
先ずはこちら

瓦を突き上げると出てくるひび割れです。
と言いますか割れそのもの・・
瓦を突き上げる前は全く見えません。まるで保護色の雨漏り原因ですね。(^^;)
そしてこちらは、水の通り道をシリコンで塞いでしまった
故に起きました毛細管雨漏りとダム現象雨漏りです。
取り敢えずシリコンを撤去します。
前職人さんの割付に反した調整を致しますと釘が伸びて非常に大工事になりますので
利き足のだるいところは
このように雨落とし付きの鋼板を利用した大きい瓦になってもらいます。
この瓦はパチンコ玉みたいに波状的な水の落とし方ですので
修理の折は、非常に神経を使います。
これで絶対大丈夫です。(^^;)