2013年02月04日

誰が為の雨漏り修理なのか

本日は雨漏り診断をさせて頂いておりました。診断場所は大阪市です。依頼主さんも増改築を何時行った屋根か解らず、先代様御使用中に施工された屋根でした。燻瓦の炭素被膜の剥がれ具合より施工して約20年前後、その間に一度アスファルトシングルからの雨漏りがあり、塗装とシングル溝谷際のコーキングにて対処したものの結果雨漏りは直らず、悪化の一途を辿った屋根と推察致します。問題点は下記の3点

①シングル屋根の勾配が2寸で雨を吐き切る充分な有効勾配が取れていない事。(いわゆる不適合建材使用)

②6mを超える4寸勾配の燻瓦からの水流が、豪雨時軒樋もないこの溝谷を超え、シングル側に襲い掛かる事を想定出来ずにシングル鼻際に一切立ち上げが無いこと。

③初期メンテナンス(勾配不良からの雨漏りを見立てる事かなわず)塗装とシングル鼻際にコーキングを塗った事により今度は、シングル屋根からの漏水が溝谷にも落ちる事も出来ず、水たまりを屋根の上で作ってしまった事。(塗膜劣化による毛細管がより一層漏水量を拡大)

ですが、一番の問題点は、施工時に上記の考察がされなかった事ではないでしょうか。普通に施工していればこの屋根形状なら飛来物欠損を除き20年位で雨漏りはしなかったでしょう。事は(当店きのしたに工事御依頼誠にありがとうございます!)では済まされない物である事をもっと深く考えて行かなければならないと私は思います。一体誰の為の屋根なのか?電力会社の役員の方はクリスマスの電飾を目を丸くして見る子供の笑顔を想像出来るかどうか?水道を供給する方は、お風呂で鼻歌を歌う御老輩の歌声が聞こえるかどうか?雨漏りを直す物は家族の団欒、茶の間を風雨から守れるかどうか?当店の様な小さな屋根屋はこの理念、一生持っていても決して邪魔にならないこの理念を昇華させていかなければ必ず淘汰されます。昇華させるとはどんなにか耳当たりの良い事を謳ったとしても、それが理念と結びつかない限り綺麗なメロディーとならず唯の音としてしか人の心に届かないという事です。余計なお世話かもしれませんが、街で見かけたコピーで当社は職人の教育を徹底しておりますと言うコピーではなく、職人と一丸となって云々に変えた方がより良き工事が全うされるでしょう。上下を作らない組織であるからこそ自然と美しい上下関係が芽生えるのです。どうか一線を離れる事無く走り続ける事適います様に。

子供がバーバパパとママ以外の名前はなんと言うのでしょうか?と質問して来ました。私は一切答える事が出来ず・・ですので私はバーバ一族の事を知るプロでない事は明白です。屋根の事なら大概はお答えできるのですが・・・ まあ余談です。 😆