2012年10月07日

逆勾配への道・奈良市にての瓦屋根雨漏り修理診断

御閲覧感謝致します。

奈良県奈良市にて、瓦屋根雨漏り修理診断をさせて頂きました。
今回の雨漏りの原因ですが、約15年前の台風の折のメンテナンスで漆喰の重ね塗り及び台熨斗瓦継ぎ目に対するコーキング塗布及び、葺き土加減、また地瓦ハンチョ追い当ての施工具合によります。

結果的には、台熨斗瓦の逆勾配化による雨漏りです。

セメント漆喰を使用する場合、その防水性、耐久力は、ふのりを焚いた漆喰となんら変わりませんが・・
唯一つだけ、雨の返りに対する防水性能は一歩秀でるものの、内部からの漏水促進、横殴りの雨が、熨斗瓦2段目以降を直撃した場合その葺き土の加減によりましては入り込んだ雨が逃げきれない欠点が御座います。

左記写真の様に雨の流れを完全に考慮しないセメント漆喰の塗布は、入り込んだ雨が棟内部に停滞し、台熨斗瓦の逆勾配化を生み出してしまいます。

それでもなお、地瓦の継ぎ目(ハンチョ、追い当て)が機能していれば、雨漏りするまで至らないわけですが、それもこのセメント漆喰の内部が紫外線、赤外線の影響を受けない為高い防水性を維持したまま経年いたしますので、雨水は地瓦下部及び、野路直上を走り出す訳です。

棟内部で雨水がオーバーフローを起こしているという事ですね。

これらを踏まえ、地瓦追い当て、熨斗勾配、葺き土の加減、漆喰の不備等考慮した棟に再工事致しますれば、何の問題もない雨漏りしない屋根に戻す事は容易で御座います。

此の度は、当店に瓦屋根雨漏り修理診断御依頼、誠にありがとうございました。
m(__)m