2012年04月28日

コーキング屋根の雨漏り修理診断 大阪府茨木市にて

今回茨木市にお伺いした屋根です。
ハイシルバーの瓦屋根。
8年前に雨漏りしたのでメンテナンスしてもらったのだそうです。
8年前の雨漏りの原因は、

1:熨斗瓦の水平化による毛細管
2:追い当て水落とし不良
3:漆喰の出過ぎによる毛細管
4:東突っ込み防水切れ
と、予想され以上この四点を踏まえれば雨漏りは完全に止まります。

本日の診断は、
1:熨斗瓦の水平化による毛細管
2:追い当て水落とし不良
3:漆喰の出過ぎによる毛細管
4:東突っ込み防水切れ
5:地瓦谷部位コーキング劣化ダム現象逆流
6:隅棟水流過大可による葺き土をめがけた毛細管

原因が二個増えてしまいました。
(^^;)

6の隅棟水流過大可による葺き土をめがけた毛細管ですが、 隅棟台熨斗の継ぎ目にコーキングいれると本来落ちるべき雨水が川の流れの様に途切れる事がありません。
ですので水流がより大きくなります。
同じ理由で漆喰の塗りすぎは、隅鬼瓦を結ぶ銅線等に雨が直撃します。
また、5の地瓦谷部位コーキング劣化ダム現象逆流ですが、
実際に一番水を吐くこの部位にコーキングを塗りますとコーキングが劣化した時に簡単に水が瓦内部に侵入致します。
今回診断の屋根は8年ですが方位立地条件で変化します。
ここでコップに水を貯めて少しずつ角度を変えてみてください。
簡単に想像出来ますが当然角度を変えると水はあふれます。
これがこの屋根の雨漏りの全貌です。
ですが屋根には急こう配と緩勾配が存在しますので勾配のきつい屋根はあふれることなく劣化したコーキングの穴から一定量までは再度排水できます。

しかし、いくら急こう配の屋根でも常に瓦内部に水が溜まった状態ですので冬場自然発生する内部結露以外にも瓦に余計な負担がかかり凍て割れや凍み割れを生み出してしまいます。
地瓦谷部位にはコーキングは塗らないで下さい。
3寸以下の和型の地からの雨漏りは瓦内部の尻に人口雨返しで対応してください。
出来れば予算が確保できるなら金属屋根へと葺き替えがお勧めです。