2012年02月09日

(奈良県・平群町 棟漆喰のメンテナンス )

御閲覧感謝致します。

本日、作業終了後奈良県平群町の瓦屋根漆喰工事の診断をさせて頂きました。

御施主様にありましては、工事技術や、考察云々を全て御信頼頂いた上での診断と相成りますが、念のため現状を御説明致したいと思います。

先ず、玄関入口は北東に面しております、大屋根の屋根勾配3寸5分(日本瓦施工適合勾配)下屋根勾配3寸3分(日本瓦施工適合勾配)使用瓦53版(一坪で53枚使用の瓦)で、燻瓦(黒瓦)、棟熨斗勾配良好、ルーフィング(屋根下葺き材、二重ハイトンで欠損無し)、土葺き、棟胴巻き銅線・大屋根18番、下屋根20番何れも破損等無し、地瓦一部表面炭素被膜の劣化確認ですが、防水性能に何の損傷も無し、埃堆積によります毛細管雨漏り無し、谷樋ステンレス鋼板にて、裂傷、穴あき無し、奈良県山間部ですが、凍て瓦、凍み瓦、現状一切無し、沿岸部特融の塩害、一切無し、という至って健康的な屋根で、御座います。

今回御依頼頂いた、棟漆喰のメンテナンスですが、とりあえず日照時間の短い北側をご覧ください。

苔が群生しておりますけれども、この苔は肘棟防水劣化と、漆喰の出過ぎによります弊害となります、肘棟等は雨水が堆積し易く、容易に苔の繁殖を招いた結果となります。こちらは、適正防水と、面土の処理にて解消されます。この部位におきまして、雨漏りを引き犯さなかった理由は、折れつぎ(屋根と屋根の継ぎ目)の施工が、完璧だからです。また、今回の御施主様の屋根は、新築時に屋根屋さんと左官屋さんが分かれて施工しております。(理由は、漆喰が出過ぎであること、屋根屋さんが葺き土の面土の処理をしていない、それと、骨材(寒水、若しくは砂)が多い、これは、左官屋さんの特徴、旧漆喰の粘土を和らげるため)

次にこちらの写真


雨の流れの終点部、勾配により一番浸食の激しい軒部位の谷漆喰のメンテナンスですが、こちらも新築時に屋根をふかれた職人さんの技術に助けられた結果となります。

またこちらの写真

石灰系漆喰などは、自動車塗装などと同じく、幾重にも塗り重ねて初めてその強度を増す事が出来ます。去年11月施工の東鬼取り合い部のこの様な箇所では、この漆喰は何の意味も御座いません。屋根と壁は別物と判断して頂きたいと思います。(既に無数のドライアウトを引き起こしておりますが、練置き漆喰を使用しておりますので、建材事態の結合が終わったあとの再施工ですので、水分蒸発と共にこの様なヘアクラックが、発生致します。)

私で、3度目の屋根漆喰工事のメンテナンスとなりますが、精いっぱい新築時より良いメンテナンスをさせて頂きます。

此の度は、当店に瓦屋根漆喰工事の診断および当店をご信頼頂きさっそくのメンテナンスの御依頼誠にありがとうございました!

シイタケもありがとうございました!!