2017年11月23日

帰るんだ

どうか、思いだして欲しい。

沢山の喝采に見送られて、船出した時の事を

帆は真新しく、油の匂いに包まれた船体がゆっくりと進みだした時の事を

帆は敗れ、進めない?

手がまだ動くじゃないか。

乾いた喉が痛い?

雨雲がすぐそこで待っているじゃないか。

休む時は今じゃ無い。

必ず帰るんだ。必ず帰ってから休むんだ。

船出した時と同じように、喝采の音を聞いてから

僕は休むんだ。

大切な人が待っている港で次の旅人が船出の準備をしているじゃないか。