2017年04月15日

堺市で屋根修理診断です(大掛かりな工事が要りますか?)

堺市に瓦屋根の診断に参りました。
施主様の疑問は
①瓦が壊れているけど大丈夫でしょうか?
②足場を施設しての大掛かりな改修工事が必要かどうか?
私がセカンドオピニオンとなります。

先ず①の瓦が壊れている疑問のお答え。

壁面の角度によってこの部位は瓦を切らなければ雨水は軒樋に収まりません。小さな谷瓦が欠落しておりますが、もともと瓦を切って収めておりますので、見た目が壊れている訳ではありません。欠落した瓦を造り直して固定すればこの部位の不備は収まります。下から見上げれば壊れている様に見えてしまいますけど。
ですので
②の足場を施設しての大掛かりな工事は必要御座いません。足場代金だけで修理費を賄え、尚且つお釣りも来ます。
それよりも、右袖側8通り地瓦のズレが見受けられます。

 

この原因は近隣新築時やケラバに当たる風圧、微振動によってもたらされた物と思われます。
充分な土量を持っている瓦屋根でこの状態という事は、土止めの桟木の間隔が広く嵩も低い事、加えまして4寸勾配と排水するには充分な勾配とはいえ少しズレ易い事、また下地が杉皮で土との密着は良いのですが土質にも少し左右される事、また四方を囲む緊結の要所である軒先瓦を結ぶ銅線が少しズレ出した地瓦の重みに耐えれなかった事、最後に右袖瓦の緊結が亜鉛釘の一本止めだった事が、原因として挙げられます。

 


一階部分は以前のオーナー様が一度雨漏り修理をご自身でなさった形跡があります。
ここには鉄アングルの物干し台が元々あり、そのアングルを雨が伝って壁際に向かい雨漏りしていたはずです。
当初は発砲ウレタンにて止水を試みるもダメで、次に鉄の物干し台を撤去して雨漏りは直ったと物と思われます。
発砲ウレタンは普通使用しませんのでDIYという事になります。

問題はこの雨漏りが再発するかどうかですが?隣の家屋が3階建てですので家屋風を受けても壁面に対して平行ですし、正面から風雨を受ける確率も以前より下がっておりますので、様子を見て頂いても大丈夫と御提案致しました。
壁際の少しとび出た水切り熨斗瓦の修理もその際でも充分で御座います。梅雨明け位が目安でしょうか?

何れに致しましても、大そうな事では御座いませんのご安心下さいね。
この度は当店に屋根修理診断の御依頼。誠にありがとう御座いました!
(`・ω・´)ゞ