2016年09月04日

屋根修理の必勝法!

こちらの屋根は先日診せて頂きましたシルバー釉薬瓦35年経過の瓦屋根です。
この屋根のメンテナンスの方法として、

①棟表層にシリコン
②面土部に後付けの瓦面戸施工

この工法が正しいかどうかの判断をさせていただいておりました。

以下説明

①棟表層にシリコン
隅棟は陸棟と違い暴風雨時に棟内部を走る雨が上から合算されていく為、今より排水量が下がる固定方法はお勧め出来ません。また、排水量、及び雨が止んだ後の棟内部の乾燥時間が著しく低下しますのでお勧め出来ません。

②面土部に後付けの瓦面戸施工
面戸瓦は基本的に棟を積み直す際に最初に入れるものです。緊結方法が面戸瓦下部にシリコンによる接着という事でしたのでこれも上記同様、隅棟台熨斗の継ぎ目から落ちる雨水を堰き止めてしまいます。
現状の古い石灰系の漆喰は劣化こそしていますが、隅棟内部から排出される雨水を堰き止めていないので、雨漏りはしていないという事で御座います。

上記の工事を施工した場合、どういった弊害が起こり得るのか?

①隅棟内部に停滞する雨水は、水の浸透率の高い釉薬瓦の裏部に浸透し続け、冬場の水分の凝固や融解で棟瓦事態が、爆裂や凍てを引き起こします。

②古くても雨水を排出出来ていた棟瓦の排水量が落ち、新たな水道を形成、その後雨漏りします。

ここで、かもしれないという言葉を使わないのは台熨斗瓦の勾配が既に充分でない事から必ず起こる現象と断定出来るからです。

爆裂や凍て、雨漏りが起きた後次にまっている物は・・。

①施工の未熟さによる損傷にも関わらず瓦の寿命と判断され、高額な葺き替え工事が待っています。
②瓦って50年もたへんのやなぁ~・・。だったら他にええのない?

こんな結果が待ち受けているでしょう。

でも!大丈夫です!。

 

 

 

屋根修理の必勝法!

 

 

合い見積もりも大事でしょうが、例え安くても提案された工事が本当に正しいかどうか?

全国には、沢山屋根職人さんがおられますので、最低10件位は、メールや電話で聞いてからその工事をするかどうか決めていただければ、失敗する可能性は激減致します。

その際注意する事は、必ず現場に出ている職人さんに聞く事です。

(職人さんは余り銭勘定しませし、むしろぶっきらぼう。でも教えて欲しいという言葉には貪欲な生き物だからです。笑)
断定はできませんので、取りあえず10件が目安。

質問する媒体や掲示板も御座いますが、私もそうですが普段クタクタでそれどころでは無い職人さんは全然見てない確率の方が高いので、そこは時間を使いましょう。

最後に、
今決めてくれたら、30%値引きします!
よくあるこのパターン。

何故このパターンが多用されるのかご存じでしょうか?

時間をおいてしまえば、施主は熟考と検討をゆっくり始めますので
成約する確率が激減することを統計と自社マニュアルで知っているからです。
また、訪問販売ではありませんので、着工後のクーリングオフも効きません。成約後、直ぐに工事が始まるのもこの所為の為。

 

今回のケースは、棟瓦の積み直しで正解。
漆喰工事は無駄。
もし、棟瓦の積み直しをしない場合は、そのまま放置で雨漏りしたら棟瓦の積み直しで大丈夫。

 

以上で御座います。 🙂