2016年04月03日

2つの堰

入母屋トンネル

本日も雨漏り診断をさせて頂いておりました。ありがとうございます。
写真の入母屋トンネルの熨斗瓦が堰となり雨量が上がり、水幅が広くなると逆流を起こしております。

這い樋堰
こちらは、銅這樋が壁面の雨量を止め、水切り内部に雨水を干渉させております。
ベランダに落とす意匠を嫌ったのだと思います。
新築時から雨漏りして築20年経ち、まぐさ廻りは腐朽してボロボロでした。
壁面のパターンが違う箇所や、シリコン塗布など以前のオーナーさんはだいぶ苦労されていた物と思われます。

ついでに屋根の寿命のお話などさせて頂いたのですが、
今すぐどうこうする必要は御座いませんが、
こちらの屋根勾配は5寸以上有り、どんな建材でも使用可能で御座います。

ただ、軒樋が銅製の角樋で、屋根材がコロニアル。
このマッチングのメリットは軒鼻コロニアルの水流が分化されますと共に銅角樋の内部の水膜保護が助け手となり、銅樋内部に摩耗痕が見受けられません。

これを水流の集約する2山や日本瓦に変更しますと、必ず銅樋に穴が空きますので
葺き替え時には注意が必要と御説明させて頂きました。
(※酸性雨は何の関係もありません。)

明日からまた手強い現場に馳せ参じます。
どうやら雨みたいで、う~ん・・。弱った。