2016年03月31日

マンションの陸屋根防水(現場・大阪市東住吉区にて)

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本日はこちらの陸屋根からの雨漏り診断となります。
構造は、スラブデッキ、キーストン、シボレックスが土台となります。
目視確認出来ませんので予想の範疇はぬぐえませんが、水上から水下の勾配を見るに500/5と殆ど下水管同等の勾配ですので、恐らくはシボレックスの可能性が高いと予想されます。
その上にアスファルト防水とコンクリートスラブの構造となります。

雨漏りの原因は、パラペット立ち上げのコンクリート裂傷からと思われますが、
シビを入れた後の伸縮目地下のウレタン裂傷からの浸水も充分予測され、改善をお届けするには私の大嫌いな大規模な改修が必要と判断致しました。

既に雨漏りしておりますので、内部コンクリートの中性化による脆弱抑止と浸水による鉄筋の錆び膨張からくる爆裂を塞ぐ意味でも脱気塔設置は必要と判断させて頂きました。

防水方法は色々御座いますが、20年以上問題のなかった鋼板によるカバーも御座います。
鋼板の熱膨張に追従する目地材はウレタンでは無く、シリコンですのでこの工法をお勧めして結果を残して参りました。
また定期メンテナンス等極力必要の無い様に仕舞いして参りました。

一般家屋の陸屋根などは脱気塔を設けなくても、その㎡数により、内在しているアスファルト防水上の水分はパラペット笠木と立ち上げ、または漏水地点下部から全て抜けて行きます。
許容範囲は経験上300㎡未満となります。

ほぼ0勾配で板金?
疑問に思われる方は
水量の違いはあれど唐破風板金の拝み頭頂部はゼロ勾配ですのでそちらの水仕舞いを御参考になって下さい。

施主様にありましては、FRPであれなんであれ脱気塔だけは設けて頂くようにご説明させて頂きました。
同時に天候に左右されない含水率を考慮しなくても良いこの工法のメリットも同時に御説明差し上げました。

※ちなみにFRP防水が割れないベランダ・テラスの垂木ピッチは45でその上にカルシウム板。
(45とはほぼ垂木幅しか隙間は無い仕舞い)

そんな感じで
何時も通り、何が最善であるかだけ御説明させて頂きました。

残りの本日の業務。
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現在使用中の南蛮をリトマス試験紙で酸かアルカリか確認したり
(※アルカリです。)
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棟からの漏水をルーフィングが破れて雨漏りしたのでは無い確認をしてもらう為の応急処置。
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瓦屋根が好きで使い続けたいお御施主様の為の応急処置などに奔走したりしておりました。

本日もありがとう御座いました。
m(__)m