2015年06月03日

掃除して雨漏りを直す

雨曜日

本日は雨曜日。現場作業はお休みです。
最近御直しさせて頂いたモニエルセンチュリオンの屋根
              ↓
CA3I0896

この屋根は両者共、一応は適合勾配。左は6寸で右は3寸
ただこのモニエルはコロニアル同様水返しがありません。
昔の日本瓦と同じ構造です。

水返しといいますのは、建材の見えない箇所に施設している突起や溝の事で強風を伴う雨(特に水流を堰き止めてしまうほどの風圧が掛かった時)や埃や凍て割れなどが原因で一時的に屋根材内部に侵入してくる雨水を外に排出する機能の事で御座います。
防水紙・ルーフィングより大事な機能です。

余程の緩勾配屋根にこれら水返しの無い建材を使用していない限り一度瓦を外し堆積した埃の清掃と
シリコンで水返しを施設して葺き戻すことで雨漏りは完全に直ります。
(緩勾配屋根の場合は水返しが機能しません。)
立地や方面で雨漏りを引き起す程の屋根に堆積する埃の量と位置は決まっており、周辺環境が激変しない限り、全面漏水を引き起す事は御座いません。
(写真の屋根の漏水の始点は両者共ケラバ際。)
ケラバとは屋根の端部の事です。

先ずは
御自宅の雨漏りの対処方法を完全に知って後雨漏りしたらからといって決して焦らず
また脅されて、不安になって葺き替えするのでは無く。
葺き替えを希望される方は
ゆっくり楽しみながら葺き替えする事をお勧め致します。

因みにこのモニエルセンチュリオンやホームステッドは廃版になった製品とはいえその厚み故に、こちら再度で手を加えるとまだまだ
がんばっていけると私は判断しております。

CA3I0872

殆ど矩勾配のこちらの屋根でも
建材の重ね目はやはり埃の堆積と雨水が干渉しているのが解ります。
滑落の原因はそこに釘が干渉して、尚且つ2本しかない事が原因です。

時代背景が落とした影の様。
荷揚げ共00百円とかいう時代は早く過ぎ去って欲しいものです。

この屋根の応急処置。
いつどこが抜け落ちるか解らない恐怖と共に
ちょっと本気出さないとままならない屋根でした。(笑)

おまけ・・(水の流れを観察中の副社長)
考察はちょっと無理の様です。
CA3I0103

後ろの手
CA3I0102