2014年11月13日

このままでは大変な事になりません。

CA3I0093

本日は、応急処置やら滑落防止やらウロウロさせて頂いておりました。
最後に診せて頂いた屋根はウグイス釉薬。今はグリーンと言うみたいです。

ああ・・踏んだ瞬間解る土量の多さ、爪の食い込み具合、水返しと勾配の適合性・・
32年ほったらかしでも雨漏りしなかった屋根。

漆喰塗り直しの御要望でしたので診断内容もそのまんまです。
何故32年漏れなかったのか?
地瓦水返し,棟内部の土量はもちろんの事、1次防水台熨斗勾配OK、2次防水台熨斗継ぎ目も矩の出ているP1で水量の抑圧OK、(燻の漏水の頻度が少ないのもこれと建売りでは殆ど全く使用しない故)3次防水地葺き折れ継ぎ、水落とし調性OK、
ここまでOKならば例え屋根屋と左官屋が分かれて竣工当時の面土の調整が荒くてもOKなのです。(ルーフィング? 無視 笑)

漆喰が取れていたら雨漏りの危険性があり、大変な事になりますと聞く機会があるとおもいますが、根本的に上記の意味が解らなければ、
何故漆喰が剥離浸食を繰り返したのか解らなければ、漆喰をめり込んでも何の解決にもなりません。

本日の屋根は折れ継ぎ中央まで面土の浸食は絶対起こりませんので、全然慌てなくて良い屋根です。むしろ漆喰が剥離している方が防水機能は増し加わります。このままでも大変な事にはなりません。32年前の職方が上手く思慮深いからです。
この屋根には出来ない地瓦締め直しもズレ止めも全く必要御座いません。何せ単体で屋根にへばりついておりますから。