2014年05月25日

君も今日からは 屋根屋の仲間

CA3I0947

先日から谷漆喰の改変工事、及び棟の積み直し等させて頂いております。
二次メンテナンスに於きまして当店を信頼して頂いて感謝申し上げます。

谷の漆喰ですが写真の様に一切面土を入れない工事をさせて頂いておりますが、・・
何故この工事を御提案したかと申しますと、

屋根勾配は3寸を基準として考えた場合に谷瓦の雨水の裏走りは、鶴首を返せる限界およそ内面一寸五分で塗り上げましても必ず雨は水上・水下問わず廻ります。廻った水は亜鉛釘の腐食膨張、瓦割れを引き起したり釉薬瓦は裏面の防水性、水の浸透率は低いので、北面はなおさら凍てを生み出す原因になります。また、取れて剥離した漆喰は水捌けを取りにくい樋の入り隅に停滞して下屋根が絡んでいる家屋構造の場合にフローした雨水は下屋を漏らす原因となります。入母屋トンネルの詰まりは陸の鬼首漆喰や、落ち葉が起点となっている理屈と同じで御座います。
ただ、谷漆喰を切り口ぎりぎりまで塗り上げる唯一の利点は・・
落下水流を裏走りと共に緩和出来ますので、谷銅板の穴開きの速度が遅れるという事ですが、
こちらは、落ち口にもう一枚銅板をカバーすることで同じ効果を得る事ができますので、やはり谷漆喰は必要ありません。

当店がお世話になる御施主さんは上記の事象、考察をご自宅の屋根に関しては熟知して頂く特典が付いておりますので、
例えば・・
(お宅の屋根、谷の漆喰が塗っていませんよ!)と営業を掛けられても論破する力も携えて頂いております。

言いたい事を替え歌で纏めてみました。

施主は何を今 見つめているの
漏れた悲しみに 濡れた天井と
逃げてゆく算盤屋 それとも愛?

君も今日からは 屋根屋の仲間
とびだそう 青空の下へ

君は誰を今 待ちつづけるの
壁の片すみで ひざをかかえて

正解は 太陽がくれた機会
君も今日からは 屋根屋の仲間
母屋掃除と 二度とない漏れを………

母屋掃除 辺りで少し無理やり感が否めませんが、、
まあ良いでしょう (笑)