2014年06月21日

一枚の屋根瓦写真から。屋根診断で御座います。

写真

本日は一枚の写真から、どれ位の規模の修理が必要か?という方の質問に対する記事で御座います。
メールでのやり取りですので、以下私の返信内容


一枚の写真から解る範囲ですが
およそ築40年前後で切妻屋根。
立地は棟巻の銅線から滋賀県か奈良県
鬼瓦は最初から傾いて施工していますので恐らくは建売りの御住宅
棟瓦は既に水平化を起こしておりますので
この屋根の最大の費用対効果は棟だけでも漆喰ではなくて、一度解体しての積み直しが良いと思います。

棟のM数がもし解っておられたらまた教えて頂けますでしょうか?
その折、大体の費用を御呈示させて頂きます。
宜しく御願い申し上げます。

と言う塩梅で御返信させていただきましたが・・・
当っているかどうかは、現地を診せて頂かないとなんともかんともで御座います。

ただ・・一つだけ言える事は
私の店は雨漏りと聞けば。すぐに葺き替えを確たる考察と理由も無く勧めるソロバンやではありませんし
湯うだけの風呂・・wあらずんや プロとか
たくあんの味しかしない 匠とか
極力 謳わない様にしております。

集客のための慣用句など、腐る程羅列出来ますけれど、
当店の敵は自然現象であり、守るは茶の間であり、人の財産であり、ちょっといい感じの未来であります。

屋根の上から、幼い施主さんの子供の遊ぶ姿を垣間見て。
(この子にこの家を渡してあげたいと漏らした施主さんの心意気に対して・・)

どうして、ソロバン勘定など出来る物でしょうか。

まぁ・・する人は するんですけど (笑)

総じて、各町で営む理念の確立した手作業が係る個人商店に対して戸板を立てる事は先ず不可能と私は思います。

あ~うまくイエナイので使い廻しの替え歌を載せてみます。

雨上がりの屋根を見ていた
通り過ぎてゆく人の上で
哀しみは絶えないから
小さな不幸せに 氣づかないんだろ

金を越えて屋根を愛せるか
ほんとうに施主を守れるか
空を見て考えてた
君のために 今何ができるか

忘れないで どんな時も
きっとそばにいるから
そのために私は この場所で
同じ漏れに対して
同じ技を生かしてるんだ

君にまだ 言葉にして
伝えてないことがあるんだ
それは ずっと幼き日から
屋根を愛しているということ

君は誰を見るのか
雨の音を聞いてるか
もう二度とここには漏れはない
でもそれを当たり前と
決して思わないで

いちばん大切なことは
特別なことではなく
ありふれた修理の中で 屋根を
施主の予算のまゝに
見つめていること

忘れないで どんな時も
きっとそばにいるから