2016年10月07日

上屋根と下屋根の強度が違う

本日は、雨漏り修理の応急処置と屋根診断をさせて頂いておりました。
写真の屋根は再度のシリコン工事を勧められていた屋根で、棟の改修工事の御依頼を頂きましたので着工までお待ち頂く間の簡易応急処置となります。耐用年数は簡易とはいえ、当店で3年の実績が残っています。

物損で壊れた屋根の応急処置も同じ工法を取らせて頂きました。

本日の本題に入ります。

この薄型スレートのひび割れは、塗装時に谷樋のハゼを踏んで発生したひび割れです。躯体が薄いため少しの段差でも割れる可能性があります。

上屋根と下屋根の強度が違いました。下記は現在まで雨漏りしていないという経過報告からの考察となります。

上屋根の野地板の具合が余り良くありません。乗ると軽く弾んで返って来る箇所が全面。大抵は日照時間、乾燥時間の遅れる北面にこの現象は出ますが、今回の場合は全面に出ております。

ところが、二階壁面の障害を受け日照時間も乾燥時間も更に遅れて痛み易いはずの下屋根の北面が何の問題もない強度を保てております。

これらが意図する事は、上屋根の垂木の幅(ピッチ)が下屋根の垂木ピッチより広いか、もしくは垂木の太さが違うであろうと推測致しました。天井裏には入れない構造ですので、上屋根の構造強化の見積もりを入れますが、工事の依頼を頂けましたら化粧を捲り、野地板の腐食が無いと判断した場合は構造強化の見積もりを省く、変則見積もりとなります。

予算を可能な限り抑え、雨漏りだけ打ち倒す、本葺き瓦屋根の改修工事も頑張っております。