2014年09月15日

絶縁を考えて(スレート・コロニアル・カラーベスト・棟包み板金)

CA3I0632
本日も屋根修理をさせて頂いておりました。
ステンレススクリュウ釘も、侵入する雨に打ち負けて、貫き板の乾燥・収縮で押し上げられて飛び出ておりましたので、表面張力に頼らなくても良い様にパッキンビスに打ち替えておりました。

また、こちらの屋根(現場を抜けて診させて頂いた屋根)は
CA3I0639棟包み継ぎ目に埃の堆積と共に焼き付け塗膜の端から錆びが発生しております。錆びと水あか、雨中に混じる不純物は緑青含めて非常に相性が悪いので、写真の様な水流痕が見られます。

ただ、こちらの屋根は先の台風の際、漏水を引き起している隅棟の棟包みですので水落とし云々もさることながら、貫き板と化粧スレート本体との雨水の絶縁を施していないので、風圧が掛かれば簡単に漏水してしまいます。(さらに、棟包みその物が吹っ飛んでしまう事も御座います。)都度貫き板に雨が干渉してステンレススクリュウ―釘も押し上げられている現状から明白で御座います。

タフモック・エコランバー等撥水力の強い建材も市販されておりますけれど、それだけでは充分とは決して言いきれないカラーベスト・コロニアルの雨漏りの特徴が見受けられます。結露による杉貫き板の腐食も考えられえぬ事もありませんが、真っ先に処置しなければならない補修工事は、杉貫きと躯体との絶縁で御座います。

(特に隅棟)絶縁を施していない屋根が今現在どれ程出回っているかは、計りしれません。(本当に計りしれません。)唐草の上にルーフィングで間に合うのであれば、それでいいんじゃないのと思いますが、常に被害者は夢を持ってマイホームを手に入れた施主さんである事には変わりありません。夢は絶対覚めさせ無いのが当店の修理工事の特徴となります。

CA3I0630またまた本日の現場、明かり取り天窓の仕舞いの写真です。ここは壁からの水流も僅かながら派生致しますし、天窓上端の水流を捨てに飲ませておりますから、S瓦谷芯ど真ん中に南蛮漆喰とかありえませんので・・

CA3I0631オーバーフローされる前に、どっかに消し飛んでいただきました。

本日の屋根修理工事・及び考察は以上で御座います。