2014年12月01日

入母屋止め熨斗からの雨漏り

御閲覧頂きありがとう御座います。 😮

入母屋止め熨斗からの雨漏りの考察記事です。

入母屋の止め熨斗とはこんな箇所の事。
CA3I0076

写真の丁度丸瓦が無くなっている部分です。大阪ではこの止め熨斗を使用した蓑甲の仕舞い方が主流でした。現在はたまに葺き替えしている現場を見ますとこの止め熨斗は仕様しないで丸瓦のみに変遷しております。

理由は簡単で、最初から雨水に干渉されるからで御座います。

①熨斗瓦が一段しかない為継ぎ目には止水処理が必要
②丸瓦にも葺き土を使用していた為土幅によりましては常に雨に干渉される事

①の止水処理は主にシリコンを使用致しますが昔はシリコン自体がありませんでした。

CA3I0559

隅棟との取り合いからも雨漏りする頻度が高いのでこちらも止水処理が必要です。
修理方法は一度解体して止水処理後元の意匠に葺き戻すか、開きが多ければ6寸丸で補うか掛け瓦や平瓦で割りを調性するかなどの選択が必要となります。

この箇所は基本的に外部雨漏りで発見が遅れがちになってしまいますので一度点検されてみてはどうでしょうか