2014年11月30日

屋根の谷瓦ズレからの雨漏り

屋根工房きのした谷瓦ズレからの雨漏りの考察記事となります。

 

CA3I0678

上記の写真の谷瓦からのズレで雨降りしている屋根ですが、瓦の色が違いますね。
写真左は塩焼瓦。右は釉薬柿茶瓦といいます。

この屋根は過去に増築しております。増築の際に生まれた谷樋上にある谷瓦はその工事の際無緊結で仕上がっておりました。

屋根の勾配と下地材と土量と質に恵まれている場合。何れも良質であった場合は、谷瓦のズレの進行は例え無緊結であったとしてもここまで進まない場合もあります。

隠れたポイントとしまして・・。谷の漆喰・及び土が多く谷瓦の切り口から瓦の裏に雨水を呼び込んでしまっていた事が挙げられます。

幸い。平屋でしたので被害はこの部位だけですみましたが、大屋根の場合は更なる被害を招く場合が御座います。堆積した谷漆喰や葺き土で雨がオーバーフローを起こし下屋根に直にあたりますと、一階二階とも漏水してしまうケースも御座います。

まだまだ充分使える瓦達でしたので修理で充分と判断させていただきました。

 

こちらの谷瓦のズレによる雨漏りは2016.11.6京都府宇治市にて診断撮影させて頂きました。ズレた原因は風圧によるものですが、緊結の甘さも並行しております。