シリコンを使った瓦屋根雨漏り修理工事

シリコンを使った瓦屋根雨漏り修理工事

御閲覧頂き有難う御座います。

先に御伝えしておきたいことは、このページで御案内いたします工事の内容は、当店独自の工法で有る事と経験を十分に積んだ日本瓦職人<でないと著しく流れ調整(瓦の縦の並び)に不備が出る工法であるということを、ご理解して頂き読み進めて頂きたいと思います。

また、この工法を必要とする屋根ですが、昭和初期の瓦や地瓦に(桟木に引っ掛けたり土に食い込ますための瓦の爪)が無く、また凍て割れ(凍結による瓦の破損)、鳴き(施工時に出来た瓦内部の目に見えない割れ)が無くルーフィング(防水紙)に頼らなくても雨漏りしない地域で比較的穏やかな立地条件にて年数の経過した日本瓦の土葺き屋根である事が前提となります。かなり限定的で御座います。
大阪の平野部でしたら何の問題も御座いません。
また、雨漏りでお困りのご予算が限られている御客様にのみ適用出来ます大変有効な工法でも御座います。

では工事の説明をさせて頂きます。

 

屋根の状態によって,ズレ方はいろいろありますが、今回は大阪府吹田市の切妻屋根にて御説明致します。一番ズレが躊躇でない部分は大抵屋根の左袖瓦でございます。この左袖瓦からの調整から、もともと葺きあがった時の状態に戻してまいります。逆葺きでございます。

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瓦に穴を開けてステンレスビスにて一枚一枚固定していきます。次にこの左袖瓦の差し込み部分にシリコンコーキングを塗布致します。

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今回のお客様のお屋根は、築50年以上経過していまして、葺き土は最早、断熱以外の効果は期待できません。ですので瓦を1枚1枚縁をもたせてのシリコンコーキングにて密着性能を安価にて高めていきます。
上、下、右と3枚の瓦が縁を持ちます。

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順次、桟瓦調整しながら瓦差し込み部にシリコンを塗布し、桟瓦を元に戻していきます。
この時注意しなければならないことは、シリコンコーキング塗布前の瓦清掃と前職人さんがどのように瓦割付(寸法出し)したのかを把握して、軒と棟の地割具合を確認しながら元に戻していくということです。
それと、糸無しで、日本瓦・流れ15枚程は葺けないと、少々苦労致します。
糸を使っても全然問題はありません。
冒頭で言いました十分な経験が必要とされる所で御座います。
また瓦表面にシリコンは出ませんので耐久力・美観とも損なう事なく、安価にて日本瓦の強度を上げていく事が可能となります。

 

シリコンを用いた雨漏り修理工事で肝心の軒先の瓦修理はこの様に致します。

先ずは施工前

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震災の影響もありかなりの瓦振りとズレが見受けられます。

そして施工後

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ステンレスビスにて固定したのち瓦差し込み部にシリコンコーキングを塗布致します。
日本瓦の構造上この軒先の並びと破風廻りの強度が修理時の肝となりますので一番神経を使う所となります。

 

こうして順次完成到します。

施工前↓

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施工後↓

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シリコンを塗布した箇所が一切表面に出ませんので、紫外線、赤外線の影響は、瓦に守られ一切受けません。
コーキングの耐用年数は28年以上(こちらは過去の現場で確認済です。)
それ以上は未だ計りかねます。

また葺き替えれば、それに越した事は御座いませんが、お客様の選択肢をひとつでも多くして差し上げたいと願う工法で御座います。
築50年前後の瓦屋根にお住まいの御客様は、屋根を葺き替える前に御一考下されば、幸いかと。

今回の工法の御予算

シリコンコーキング                  1㎡  1000円 (税抜き)

桟瓦調整費用(状態が酷く少々工賃が上がります。)   1㎡  950 円  (税抜き)

20坪計算で                     128700円 (税抜き)

となります。