日本瓦・棟の積み直しで雨漏りは直ります。
基本的に雨漏りしている瓦屋根の場合は部分修理でも直りますが、経過年数により棟瓦の積み直しをお勧めさせて頂く場合があります。
お勧めさせて頂く理由としましては
以下の理由が御座います。
①環境が厳しい立地条件の屋根
例えば山間部造成地の高台や
隣接物件の無い平野部
ビル風など廻りの隣接物が後に出来た立地など
過剰な風圧を受けると予測出来る環境に御住まいの方などが
高頻度で雨漏り修理の御依頼が多いからで御座います。
また、
②施工面での注意点
雨漏りする棟瓦の条件は上記に加えまして
①アンテナが施設している
②熨斗瓦の勾配が緩い(特に台熨斗)
③二段目以降の葺き土の量が多過ぎる
④面土や漆喰の出面が守れていない
⑤寄棟水落とし調性が無い(棟幅も影響)
⑥追い当てが荒い(半端の瓦)
⑦東鬼瓦取り合いの防水性が低い (寄棟)
⑧一次メンテナンスの雨漏り修理で表層シリコンのみで対応
等が挙げられます。
逆にこれらを順守している棟瓦は簡単には雨漏りせず
面土漆喰のやり直しで済む場合も御座いますが、
診断御依頼を頂く屋根の9割は上記の説明のどれかに合致しております。
以下は当店の棟瓦積み直しの手順で御座います。
棟瓦を解体して、
隅巴瓦の下にはシリコン防水処理致します。
隅巴瓦の幅が狭く土や漆喰を置くと水が廻るからです。
その上からステンレスパッキンビスにて止めつけます。
隅鬼瓦にはステンレスワイヤ線を使用致します。
隅木に止め付ける方にも125mmのステンレスビスを
仕様致します。
追い当ては水落としと水返しを
それぞれ施設致します。
この部位は寄棟屋根地瓦の唯一逆勾配になる部分ですので
写真の処理にて横から雨水の侵入に備えます。
熨斗瓦の勾配は4寸取ります。
台熨斗の勾配が無ければ排水能力が低下するからで御座います。
排水能力の低下は釉薬瓦の場合などは、瓦裏面の水の浸透率が高い素焼きの部位に凍てを生じさせてしまうかもしれないからです。
熨斗瓦の合端口(継ぎ目)にはシリコンで防水処理致します。
ここも風圧が掛かった時に台土に雨水を干渉させない様に
する為で御座います。
二段目以降の葺き土の量。
ここも暴風雨時に棟内部に干渉してくる雨水が当たらない様に
幅に注意して置きます。
施工後の写真です。
各鬼首廻りは厚めにシリコンで防水処理しております。
面土の出面は一寸五分で熨斗瓦垂れからの雨水の巻き込みも御座いません。
丸瓦も内部シリコンの3点止めです。
瓦内部のシリコンの劣化は太陽光を避ける為先ずありません。
施工後の写真です。
癖のきつい熨斗瓦の場合は
反り・起こり等組み合わせながら
出来るだけ隙間が出ない様に積み直します。
40年前後のまだまだ実行経過年数中の瓦は充分再生可能な場合が多く屋根面唯一の立面である痛みやすい棟瓦の再工事にて充分な費用対効果をお届けする事が可能で御座います。葺き土に雨水が干渉しない事が棟の強度を長く保つ条件で御座います。
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