2018年02月25日

雨漏りではなくそれは結露です

天上の染みは雨漏りでなく結露の場合も御座います。

本日は鉄骨作りの屋根の雨漏りを調査致しました。
結論から申し上げますと、御依頼して頂いた施主様も薄々実感なさっていた様に今回のケースは雨漏りではなくて結露です。

先ずはうっすらと軒先から天井に向けて直線上に並ぶ染み後。
雨漏りの場合だったり小動物の糞尿で出来た染みは不規則な円を描きますので、この段階だけでも雨漏りの可能性は低くなります。

こちらの写真は小屋裏といいます。
屋根の中に入ってみますと天井断熱が確認されます。
これは部屋内の温度を一定に保ちますが小屋裏の温度変化には殆ど関係しません。

この屋根は方寄棟屋根で作られていまして、矢切り(換気口)は妻屋根側に一基しかございませんので寄棟側の小屋裏の温度と妻側の小屋裏温度に差が発生します。

その温度差で派生した結露が鉄骨に付着するという事です。
妻側の小屋裏温度の方が低くなるという事ですね。

図で御説明しますと下記の通りとなります。

改善方法は寄棟側の屋根に穴を空ける事。
現在は棟換気部材が発売されております。

棟に穴を空けて、そこから外気を取り入れて排気する事で結露抑制になります。
また、鉄骨そのものにウレタンを塗布する事でも結露抑制に繋がります。

ただ、普段ご使用になられていない部屋であることなどから
天井裏に通ずる穴をそのままにして、結露が発生し易い梅雨時期などに充分な換気を取ってますと工事予算を割かなくても改善される可能性もあるとお伝え致しました。

大切な家屋です。ゆっくり待ってからの改善工事でも何ら遅くありません。
この度は私共に御信頼をお寄せ頂きまして、誠にありがとう御座いました。 🙂