2016年10月22日

DIYでも出来る銅製谷の強化

銅谷の強化

屋根工房きのした先日の現場で銅製テープを使った谷の強化工事を致しました。

銅製の谷は、丁度雨水が落下する所が摩耗により穴が開く現象が30年前後で見られます。これは緑青といいます銅の錆が水流で何度も何度も発生と摩耗を繰り返して穴があきますので、熱膨張の裂傷を除き局部に写真の様な処理を施せば10年位は延命を図れます。
10年の根拠ですが、以前にお施主様がアルミテープでこの処置を施しておられ、経過年数が8年でも電蝕も熱膨張剥離も引き起こしていなかったからです。本来アルミと銅は電位差が違いますのでアルミが銅に負けて腐食するはずなのですが、元々の銅の酸化がそれを抑止したものだと思われます。

 

 

※薄茶色の部分が酸化出来ない箇所・こげ茶の部分が酸化出来る箇所・青っぽい箇所が完全に酸化出来ている箇所
完全に酸化出来れば銅は屋根材として瓦に引けは取りません。

 

 

今回の工事は電蝕を危惧して同じ金属テープを使用致しました。この銅テープは表面に素材の本質までは解りませんが、何かしらのコーティングを施しておりますので、摩耗原因の錆、緑青が噴かない可能性が高くテープ事態の耐久性に優位に働くと思っております。

 

DIYでも十分施工可能ですので、危険の無い屋根でしたら早めに処置しておくと効果的で御座います。
ただ、既に穴が開いてしまって雨漏りしている場合は、肉眼で確認出来ないピンホールも混在しているケースもある事と、またこのテープの防水性能は完全ではありませんから、交換して貰った方が良い場合も御座います。