2019年01月15日

はいあがりこぶし

今日は午後から雨でした。
昔聞いた事のある感動する話を検索して、もう一度味わおうと思って
ポチポチ

そのお話を要約しますと
経済的に貧しい親子が偶々プロ野球の観戦チケットを手に入れ
2人でお弁当を持って赴きます。
ところが、そのチケットは割引き券で入場出来ず
球場の外でお弁当だけ食べて帰ります。
母が子に謝る姿を視て
子は奮起して立派に育つというお話です。
ジーンとします。(´;ω;`)

実は私にも同じようなエピソードがありましたので書いてみようと思います。

きっとジーン(´;ω;`)とすると思いますので
ハンカチ等、ご用意して読み進めて下さい。

 

 

そう、あれは今から約30年前ほど昔だったと思います。
当時、思春期で浪漫飛行で頭の中が百花繚乱だった私は

 

街頭の到る所に貼ってある映画のポスターに心を奪われていました。
もうすぐ昭和が終わりを告げる時代の少し前

 

街頭のポスターにはこの様な映画の見だしがありました。
・・・もう、かんにんして
とか
まあ・・色々。。
実は殆ど覚えて無い

 

なんの事か解らない方もおられるでしょう。
ズバリ言いますと
この時代はロマンポルノのポスターが
幼稚園に通うヨイ子の通る良い道の真横にも堂々と貼ってある時代だったのです。
黄色い帽子の頭の上とかに堂々と

 

 

もうお解りですよね
当時、研究熱心で何に対しても探求心旺盛な私が思春期を迎えたのです。
思春期で浪漫飛行で頭の中が百花繚乱だった私は
どうしてもこの映画を見たい。
どおしても・・。
どおぢでぼなんだす・・・。(´;ω;`)

 

しかし僕にはピアノは無いし、お金もない・・
でも伝える腕だけはありましたから、
父に相談致しました。
こう言う事以外は父に相談しません。
私はクールですから。

 

 

父:あるよ。チケットあるよ
私:( ゚д゚)ハッ!
私:くれ!!
父:行ってこい!そして感想を・・(笑)
私:も、もちろん!!

私:・・でもなんでもってんの?

 

この様なやり取りを極秘に取り交わし準備に入ります。
幾ら思春期で浪漫飛行で頭の中が百花繚乱である私とはいえ
なんの準備もなく映画館に入る勇気はありません。
でも覚悟は普段の一万倍。

 

 

フード付きのジャンパーに身を包み
殆ど何も見えなくなるサングラスを付けて準備OK
夜は本当に危なくてフラフラするやつです300円位の。

 

 

お金はありませんでしたのでチケットだけ握りしめて
さぁ!出発だ!今、日が昇る!
めくるめく、未知の世界へと一歩、また一歩。。

 

とうとう受付のおばちゃんの所まで来ました。
とうとう、来たんだここに!!
見渡すと誰も居ない草原!!
万里の道が見える!!この場所に!!

 

 

そっとチケットを取り出しておばちゃんに渡します。
そっとね。そっとだよ。
さも常連さんの様にね。さりげにね。

 

その瞬間!!

おばちゃん:あ~兄ちゃんこれあかん期限きれとるわ

あ~兄ちゃんこれあかん期限きれとるわ
あ~兄ちゃんこれあかん期限きれとるわ
あ~兄ちゃんこれあかん期限きれとるわ
あ~兄ちゃんこれあかん期限きれとるわ

ん期限きれとるわ・・

 

えっ!ど・どういうこと??
僕。。えっと・・あたくし
・・・・
えっ・・・こわれる

ぼくが・・

こわれてく・・

こ・・・
・・
・(´;ω;`)

僕は駆け出した
顔は赤く、鬼の形相で駆けだした
それはまるで
夜の山道で
やまんばに追いかけられる小僧のように・・・。
悔しかった。
憎かった。
恥ずかしかった。
この期に及んだくせに一体何が・・

あらゆる感情がもう手に負えなかったんだよ・・。
(´;ω;`)一応思春期だしね。ガラス細工だし。

 

 

—その日の夜—

私:期限きれてましたけど・・(怒)
父:うそぉ~ん すまん(半笑)

私:(半笑)← コレなんや!コレ!!ガァルルルー!!
父:(大笑)

私;(´;ω;`)しくしく・・。

あれから早30年。
父は私に敗北という貴重な経験をさせたかったのだと思います。
ここから這い上がります!
何としてでも這い上がってみせます!
そして
私も立派になって何時か父の様な人になりたい・・。

・・って
・・なるかっ!!(笑)

でもあの時は本当に楽しかった。ありがとう。
また会いましょう。(半笑)

これでお終いですが
ハンカチをご用意されていて何よりです。
きっとジーン(´;ω;`)とされたと信じています。
信じ切っちゃってます。

(`・ω・´)ゞ本日もお付き合い頂きましてありがとう御座いました。