2016年03月19日

憂いの原因を考える

プリントグレー

先日工事が終わりました、こちらの屋根。
御訪問時に考えなければならなかったのは、雨漏りしだした時期です。
問題は谷の立ち上げが竣工時から今までに機能していたのなら、改変の必要性が無く野地嵩を上げる必要が無い事。
もし早期に漏れていたなら谷の摩耗劣化を待つまでも無く改変が必要だった事など。
住んでいる方が変わった場合などは、実際機能しているかどうかを判別する為に一旦主要な漏水箇所に応急処置を構えて少し時間を見ます。一年見れば大丈夫でしょう。
その結果時には前のオーナーさんが手を入れていて何もしなくても良い屋根であったり、
雨の反響音や動物のトイレだったりして、雨漏り修理自体不必要な場合も時として御座います。

そういう細かい考察が出来るだけお金を掛けないで再生する秘訣となります。
施主さんの憂いと躯体の憂いを同時解決する事適います。

右袖飛び
先日も隣接物の無い右袖の欠損を御直ししておりました。
原因として風圧や亜鉛釘は簡単に予想出来ます。
ただ、一階から、二階に登る際に、普段見る屋根よりも多い埃の堆積を確認致しました。
手に取ってみると繊維質、動物の毛にしては多過ぎますので繊維工場が近くにありますか?と施主さんに質問しました所、繊維工場では無く昔合板加工工場があって洗濯物も干せない時があったそうです。
これからは合板加工工場の埃の判断も頭の引き出しに入れる事が出来ました。
汚泥の堆積でなく繊維質の堆積ですので35年経った現在でも水は返っておりません。

誰しも無駄な事はしたくないですよね。
痛い程気持ちは解りますので、私としましても死ぬまで現場考察は止めません。
私の心が鈍くここに至るまで随分無駄な時間を過ごしてしまいました。
ですので考察と見積もりをお届けしましたら何時も後はホッタラカシで電話一本致しませんのでお気軽に・・。いや真剣に聞いて頂けるなら御電話お待ちしております。 笑