2016年03月03日

正しいラバーロックとか防水紙とかもういいです。

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本日も引き続きラバーロックでじゃじゃ漏れ、凍て割れの雨漏り修理です。
排水量が落ちて凍てまで誘発している棟。
元々熨斗勾配が緩く内部の土量が多い棟に更に排水量が下がる施工。
釉薬瓦の内部は無釉薬ですので表面より雨水の浸透率が高い。
そこに排水量が下がれば停滞し続ける雨水は瓦内部を犯します。
結果、冬場の凍結、瓦内部の凍結・・。凍て割れとつながっていきます。

(日本では長雨と強風が伴う気候は一年を通じて0じゃありませんので雨水の進入量を表層の一部コーキングだけで抑え切れる事は出来ません。)
では、全面では?
高確率で棟の積み直しでは無く、積み替え(新調)が待っております。
構造を知っている屋根屋が、上記の現状をみて全面シリコンを提案する事は無いと思うからです。
水落としや追い当ての不備・台熨斗勾配の緩さゆえの垂れからの雨水の巻き込み量を危惧するからです。

要するに塗ろうが塗らまいが、今回の場合、棟内部は最初から常に濡れているという事です。

施工の発端は棟内部からの漏水を面土が受けて剥離した現状を救済すべく施した工事だったのでしょうが、
全くの逆効果です。
加えてほぼベタ葺き(土量が多い)
の大阪南部の地瓦平部故、棟からの進水を乾燥する時間は遅れがちになります。
もちろん二階の壁面が日照を遮り乾燥時間を遅らせる要因も御座います。
ここは筋葺きで少しでも防水紙が機能してくれていたら
ここまでの凍ては生まれる事は無かったとは思います。
しかしながら、凍ては緩和出来ても雨漏りは抑えきれませんので、
結果棟瓦の二次メンテナスの必要性は回避出来ません。

ラバーロック、確かにズレや振動には効果はありますが、(3.11の地震で目視しています。)
代償が余りにも多すぎる。我々の様な業者ではなく、施主さんの代償がです。
瓦屋根表層の正しい塗り方とかあるらしいですが、全く興味はありません。

塗りたくって漏れなかったのは、元々の施工が機能的で正しかった(特に棟)・・。
これが答えと私は思います。
付け加えるならば、ラバーロックが流行した一要因として
低予算でがむしゃら施工の瓦屋根が余りにも多すぎたという事実も
知っておかなければなりません。(要するに元請けのピンハネがえげつない。)
余談ですが、とある同現場でFRPの防水するのに防護服もマスクも買えないっておかしいですよね。
明日の光もみえずらいのに、明後日の話するのはおかしい。
でもTV宣伝は打てる予算はある。

もう一度いいますが、塗ろうが塗らまいが、漏れない屋根は漏れません。
くどいようですが、もともと何もしなくてもいい屋根も漏れません。

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帰りしなに5寸勾配のアスベスト含有コロニアルの診断をさせて頂きました。
この建材には水返しはありません。
10年前に塗装で縁切りもありませんが、20年雨漏り無し。
防水紙があろうとなかろうと、水性一液の塗膜が若干の堰になろうと
縁切りしようがしまいが、、
5寸勾配・・。屋根勾配に助けられての機能維持をはたしております。

防水紙が二次防水? 違います。
この建材の場合は特に、勾配が二次防水以上の保険であり、保障となります。
適合勾配以上の勾配が自然現象に打ち勝つ最も重要な事項です。
もう一度いいますが、防水紙へと
水返しの有無含め、雨が届く要因を診ないといけません。

よって、こちらの屋根は、全くどこもパタパタしていませんし
余裕をもってのメンテナンスが可能で御座います。
全然近くで工事していなかったのですが、その様に御説明させて頂きました。

防水紙が破れて光が入ってきていますが?大丈夫でしょうか?
小屋裏が換気したくて歓喜したくてそうなったとおもいます。
漏れていないのならばなおさら、無駄な出費は抑えましょう。