2014年04月09日

天保10年4月(178年前の鬼瓦)

 

CA3I0676

178年も経てば平部にそれなりの損傷を受けたり埃堆積もきつかったり、(地域柄、爪が無いので残雪によるねっぱりが主。)もとより想定範囲内ということで竹スにベタ葺きの土量たっぷりで吸い上げを土に飲み込ませたりしていた屋根の雨漏りをピンポイントで直させて頂いておりました。地瓦には当然水返しがありませんので、経年の二次防水は葺き土の量という事になります。大阪南部の土量が異常に多いのは理由が御座います。新興の北部の土量が少ないのにも理由が御座います。
南部では、ついでに棟の合端口にもたっぷり水を干渉させてしまっているので、諸刃の剣であります。昨今の二次防水では178年もたぶん戦えません。また、なめした銅軒樋およそ厚み1.2mm。(耳無しでも腰入ります。)万十垂れからの水流およそ4000の落下水流にも物ともせず健在。多少緑青は持って行かれても今度は水膜が保護してくれます。溶接個所だけ熱膨張により剥離してしまいましたが費用対効果は語る必要も御座いません。

三つ組鬼瓦は現役ですが、隅は水分を吐けず凍てにより崩壊しておりました。
たまに焼き物は40年が寿命と小耳に挟みますが、私が現場で垣間見てきた現実とは少々開きが御座います。

なんにせよ・・雲と言うよりも・・

火に見える。燃える火に見える・・

怒っているように見える。(笑)

鬼の作風をみて都合よく解釈して本日も終了で御座います。 😛