2013年12月02日

瓦と土は夫婦

CA3I0687本日も業務終了後に、屋根診断をさせて頂いておりました。

隅棟の崩壊です。寄せて上げて漆喰工事とコーキングとかはお金の無駄です。

建材自体は健康その物ですが、隣接建物の無い環境の厳しい屋根であります。適当に積み直したら必ずまた負けますので、

①台熨斗を積んだ際合端口にシリコンをもっこり注入して風圧が掛かった際内部の水流を都度切ります。2段目の葺き土も3段目の合端口からの水流には干渉させません。(一本800円もした時代からかなりリーズナブルになっております。)

②勾配が3寸5分ありますので地瓦追い当て、特に被せの方の水落とし調性と共に雨返しも施設。南蛮がくたばっても隅木には絶対届かせません。これより勾配が温いと弱冠優しい水流になります。

③面土の出面は熨斗垂れから約一寸程内に仕込みます。台熨斗落ち口と熨斗垂れからの巻き込みの水を干渉させません。

④紐丸には土は置かずに内部コーキングとステンレス線で戦います。土を置いても屁のツッパリにもならないからです。

⑤台風もゲリラ豪雨も掛かってこんかい!!とか言いながら積み直します。

⑥瓦と土は夫婦の様な物ですから何時までも縁をもって頂きたいので、異常にスピーチの長い仲人は頑張ります。

⑦スミオーニコケットナーさんや雨漏り等、夫婦のいざこざには国外追放・強制退去して頂きます。

さて、引っ掛け桟緩勾配の屋根で激震に遭遇した場合、何時までも荷重の掛かった(ズレ落ちない瓦屋根が果たして耐震の屋根かどうか?)やはりここは小屋組に頑張ってもらうしかないでしょう。何でもかんでも屋根のせいではないのです。2寸5分切ったら板金屋根に頑張ってもらったらよいのです。(でも雨漏りの発生源は屋根屋の責任です。)