2013年06月19日

淀川天然ウナギの捕り方

1371568154PFE3TTLqq_Q9fYY1371568154[1]祖父から親父、親父から仲の良い左官屋さんへ受け継がれて行ったウナギの採り方の記事です。物心付いた時から19位まで屋根工事の暇を見ては親父とウナギ採りに淀川へ赴きました。19を超えたあたりからウナギを追いかけるより別の何かをおっかけてしまうのは、まあ自然の成り行きで御座います。

①まず河川に散在する石を大中小と積み上げていきます。(石には暗黙の権利が有り)人の石は絶対触らないのがルールとなります。

②引き潮を見て網をその石に這わせて行きます。先にはモンドリを備えウナギがモンドリに入る様にセットします。

③そして石を人力にて網横に分投げて行きます。太陽の照り返しと石の重さで奥歯が欠けそうになります。しずがうまく収まらず少し脱走するウナギもいますが、モンドリにウナギや手長エビ、毛ガニ、ハゼ、チヌやスズキの子が一網打尽にされます。

得意気にモンドリを抱く親父の顔を思い出します。昔の淀川は干潟もあり石を分投げる力のない子供時分は干潟のせせらぎの小石をよく捲って遊んでおりました。そこには信じられないかもしれませんが、ミミズ位のちっこいウナギが結構生息しておりました。現在はどうなんだろ干潟再生とかしてるみたいだけど。

子供時分はこの作業を大体5.6回すればミカン箱二箱位ウナギが採れましたが、毎年漁獲高は減って行きました。(因みに私の兄弟は私を含めウナギ嫌いです。ウナギばかり食べさせられた悪夢がよみがえるからです。笑)

帰りしな鐘をならすおっちゃんからアイスクリンを買って貰い帰途に付き、採れたウナギを色んな人に配り一日が暮れて行きます。釣り人がウナギを売って欲しいと声かけられる事も度々ありその都度、親父は一番おいしそうなウナギをびくに入れてあげていました。(当然無料で)貰った方は次の機会に何かお返しを持って参上するという。そこだけ江戸時代みたいな雰囲気でした。

親父?何でお金に変えないの?と質問すると

俺は屋根屋やから屋根で飯食うてるやん それになんかそんなん嫌いやねん

何時もこう答えておりました。

(なんかそんなん嫌いやねん)・・色濃く私も受け継いでおります。(笑)