‘屋根修理 お役立ち情報2’

何故飛ぶの?屋根材の風害考察・破風板と風切り丸の役目とは?

2018-04-13

御閲覧頂きまして誠にありがとう御座います。
m(__)m
今回の記事内容は

何故飛ぶの?屋根の風害考察・破風板と風切り丸の役目とは?

これに付きましてご説明させて頂こうと思います。
この記事は私の現場経験と考察に基づき記述しておりますので
公的な機関の実験結果ではない事を予めご了承頂きまして読み進めて下さい。

昨年の台風21号の際数々の被害現場に赴きました。
その結果を記していきます。
以下の文章からは隙間が大事なキーワードとなります。


こちらは薄型化粧スレート屋根といいます。
※通称コロニアル※
このコロニアルの屋根の棟板金部分が飛散していました。
何故か?
棟板金と平部の間に隙間が生じていたからです。

次はこちら

滅多に飛散する事のない日本瓦屋根の平部ですが飛散しておりました。
現場は滋賀県です。
今回の台風21号の被害は私の住む大阪府より滋賀県の方が酷く感じました。
こちらも強風で一枚でも剥離されれば隙間が生じます。
これが連続飛散の原因ですが、それ以上飛散が進まなかったのは瓦自体の重量が重なり風圧に耐えれたからです。

次はこちら

こちらの屋根はアスファルトシングルで施工された屋根です。
飛散の原因はやはり隙間
密着力が無い部分は殆ど飛散していました。

次はこちらの瓦屋根

右袖瓦といいます。
写真の部位はケラバといいまして最も風害を受けやすい箇所でもあります。
こちらは建材自体の隙間ではなくて元々から構造的な隙間があるから写真の様にズレが発生してしまいました。

構造的な隙間とは?
以下の写真で説明致します。

今回例を挙げたコロニアルや地瓦平部やアスファルトシングルとは違い
このケラバ部分は写真の様に何時も空気の対流が発生してる環境の住居が多くあります。

写真の様にケラバ(破風部)を挟んで空気の流れが上下に二分されますと圧力の差が生じ揚力といいます物体を上に押し上げる力が発生します。

以下は引用で御座います。

元来,飛行機の翼に対して働く力のうち,進行方向に直角な成分をいうが,一般には流体中を進行する物体が,進行方向と直角の方向に受ける力を揚力という。飛行機の翼やスプーンのような非対称形の物体に流れが当ると,流れは片側では加速され,他の側では減速される。加速側では減速側に比べて圧力が低下するから,その圧力差によって揚力が生じる。円柱のような対称物体でも,回転させて流れを非対称にすると揚力が生じる

此方の説明の様に物体の上下に隙間があるという事はその物体を挟んで上と下に空気の対流による圧力差が生まれ、そこに揚力が発生するという事ですね。これがケラバ・破風部は最初から構造的隙間を備えているという事です。

そこでこの揚力を発生させない様にする役目の部材を破風板といい、重要な役目の部材として長年重宝されて参りました。
屋根材に対して下の空気の流れを遮断する役目があります。
こちらが破風板の写真です。

銅板屋根の破風と破風板の写真ですが銅板は瓦よりも軽いのでこの様な二重構造を取っています。
※と、私は考察しています(^^;)※

また、破風板だけでなく
日本瓦では風切り丸といいます躯体重量による飛散防止や平部の納まり易さを考慮した部位も御座います。
こちらの写真がその部位です。

破風板、風切り丸
それぞれ役目は違いますが、飛散させないという目的は同じです。

纏めますと飛行機が飛ぶ原理と屋根材が飛ぶ原理は強風時に同じ原理が発生するということですね。

以上となりますが
何故そうなのか?何故雨漏りするのか?など、など
何故、何故、何故を繰り返して行く職方としての過程もとても楽しい物で御座います。
楽しいですし、誰かの役にも立ちますし、私はをれをずっとやってます。
これからも頑張ります。
(^^;)

この記事が皆様のお役に立てましたら幸いです。
読んでくださいましてありがとう御座いました。
m(__)m

芯木有り瓦棒板金屋根こばなし

2018-04-05


連日の業務にて左足甲に違和感を覚えまして本日は大事を取ってお休みさせて頂きました。
体は随分絞っているんですけど・・。
(;´д`)トホホ
明日が雨ならばもう一回大事を取れます。

上の写真は本日完成しました芯木有り瓦棒板金屋根の写真です。
この板金屋根ですが、ちょっとした、こばなしがございまして
元々勾配の緩い屋根に用いる事の多い工法なんですが、勾配が緩く無いと葺けないというお話です。

もし、この工法を5寸超える屋根に葺きますと
僅かな歪でもキャップから雨水の吸い上げが激しくなり雨漏りし易くなるという・・。

ちょっと理解し難いかもしれませんが、
その様な苦労話が昔ありました。

ですから5寸勾配を超える芯木有り瓦棒屋根は殆どありません。 😉

 

雨漏りでなく結露です

2018-02-25

天上の染みは雨漏りでなく結露の場合も御座います

本日は鉄骨作りの屋根の雨漏りを調査致しました。
結論から申し上げますと、御依頼して頂いた施主様も薄々実感なさっていた様に今回のケースは雨漏りではなくて結露です。

先ずはうっすらと軒先から天井に向けて直線上に並ぶ染み後。
雨漏りの場合だったり小動物の糞尿で出来た染みは不規則な円を描きますので、この段階だけでも雨漏りの可能性は低くなります。

小屋裏といいます、屋根の中に入ってみますと天井断熱が確認されます。
これは部屋内の温度を一定に保ちますが小屋裏の温度変化には殆ど関係しません。
この屋根は方寄棟屋根で作られていまして、矢切り(換気口)は妻屋根側に一基しかございませんので
寄棟側の小屋裏の温度と妻側の小屋裏温度に差が発生します。
その温度差で派生した結露が鉄骨に付着するという事です。
妻側の小屋裏温度の方が低くなるという事です。

図で御説明しますと下記の通りとなります。

改善方法は寄棟側の屋根に穴を空ける。
現在は棟換気部材が発売されております。
棟に穴を空けて、そこから外気を取り入れて排気する事で結露抑制になります。
また、鉄骨そのものにウレタンを塗布する事でも結露抑制に繋がります。

ただ、普段ご使用になられていない部屋であることなどから
天井裏に通ずる穴をそのままにして、結露が発生し易い梅雨時期などに充分な換気を取ってますと工事予算を割かなくても改善される可能性もあるとお伝え致しました。

大切な家屋です。ゆっくり待ってからの改善工事でも何ら遅くありません。

この度は私共に御信頼をお寄せ頂きまして、誠にありがとう御座いました。

(^^)/

銅製鮟鱇の劣化促進について

2017-12-24

銅で出来た升と呼び樋を合わせて鮟鱇といいます。
塩ビ製の樋は升と呼び樋が分離しておりますので、鮟鱇とは言いません。
写真の鮟鱇は年代も雨水を飲む量も同じ位置の銅製の鮟鱇ですが、劣化の促進が早めです。
この原因は長年の日照時間の差異で発生する物であると考えられます。
銅は熱膨張と伸縮を繰り返しますので、雨水の摩耗で薄くされる部位に更に熱膨張と伸縮が加わると劣化が促進されると考えられます。上部写真の鮟鱇は日照時間の長い南西側に位置しております。

こちらは北側に位置する鮟鱇。
南西側に比べて経年による劣化が緩やかであります。
これは、銅製の谷板等にも同様な考え方が出来ます。

細かな事で御座いますけど、少しでも最善を残してみたいと思っています。

簾を掛けて雨漏り防止

2017-08-13

築年数が古い家屋にお住まいの方で窓枠から雨漏りしていると御自分で判断出来た場合は、写真の様な簾を窓枠より少し大きめに掛けておくと、強風雨時の壁面に直撃する雨もりから守ってくれる場合もあります。

こちらの写真は二階ではなくて一階の家屋構造の写真ですが充分にその機能を果たしておりました。実際に風雨が壁面に干渉して雨漏りし易い箇所が写真の赤丸で覆った木製の窓枠の隅です。

日除けにもなり、雨漏り防止にもなります。二階部などは簾が暴れない様に少し細工が必要かとおもわれますが、アルミサッシ窓枠等に改変するまでの一次繋ぎとしてや、どうしても費用を節約したい方には有効な処置で御座います。

 

🙂 また、現場での気付きがありましたら、その都度記事にして行きたいと思います。御閲覧いただきまして、ありがとう御座いました。

<(_ _)>

瓦屋根がズレなければならなかった理由

2016-12-05

瓦屋根がズレなければならなかった理由を歴史的に観て紐解いて行く記事となります。お時間が御座いましたら、是非お付き合い下さい。

 

こちらの瓦屋根の写真は平部の地瓦と言います部位がズレて雨漏りしております。
瓦屋根のズレ

瓦屋根がズレる外的要因

瓦屋根は碁盤の目の様に並んでおりますので、どこか一部が、堆積した雪によるねっぱり、鉄道や高速道路・一般道路が引き起こす振動、また軽度の地震や暴風雨に見舞われた際の僅かなズレが年数を追うごとに蓄積されていきますと、丁度碁盤の目が崩れていくようにズレが進行していく場合が御座います。

建築年数にもよりますが、後付けの鉄道や高速道路・一般道路が引き起こす振動は、竣工当時では意図できない瓦屋根がズレる理由でも御座います。

昔の瓦屋根は、屋根に土を置き並べて行く(これを葺くといいます)工法が主流でありました。土葺き工法と言います。その時代の瓦は焼成段階で出来る捻じれがあり、これを上手く調和させて葺きあげる為、また結露吸収や二次防水の役目として土葺き工法が必要でありました。

1970年前後、私の住む関西の燻瓦や明石市で焼成された瓦の極一部には写真の赤丸の部分に現在では必ず施設してある土に食い込まして屋根瓦のズレを食い止める機能の爪が、何故か?施設してありません。

昔の瓦屋根の裏面

地震大国の日本に於きまして、明治・大正・昭和と一般家屋の屋根にあり、充分な震災歴史を持つ瓦屋根が、土に食い込ます爪、瓦をズレから守る為の爪を何故?近代まであえて作らなかったのでしょうか

明治・大正・昭和と続く土葺き瓦屋根の歴史の意味は・・?

昔の瓦製造業者や職人は一般家屋にも普及しだした明治以降、何も考えていなかった人達だったのでしょうか・・?

いえ、そんな事は絶対ありえません。

その理由の真意は、いくら土葺き瓦屋根が高耐久・高耐候性を有していましても、(充分な予算で作る社寺・仏閣・文化財等を除き)

コンクリートを流用出来ない当時の一般家屋の基礎・耐力壁・小屋組みの耐震技術が瓦屋根の機能に圧倒的に追いついていなかった事が原因で御座います。

その為この時代の火災による延焼はもとより、地震に弱い家屋を守る場合の瓦屋根の役目は、大きな震災時の初動時、縦揺れの場合は束抜け・柱抜けなど小屋組の早期倒壊を防ぐ為には、瓦と土量で織りなす充分な重量が必要であり、

また、横揺れの際には自らを犠牲にして家屋の倒壊を防ぐ為あえて崩れて行かなければならない必要性も同時に有していました。

地震による死者を出さない様に(わざとズレ易くする為)瓦裏面の爪を近代まで施設してこなかった事は、上記の理由によるもので御座います。

※瓦屋根は雨でも風でも火災でも地震でも、常に自らを犠牲にして、屋根の下に住む人々を守ってきました。※

報道では見た事ありませんし、謳われる頻度も殆ど御座いませんが、これが本当の一般家屋を守り続けた土葺き瓦屋根の歴史で御座います。

この様に紡がれて来た瓦屋根の歴史や瓦屋根の機能と工法・人命への配慮を、いとも簡単に落ちる・重いとメディアが毎回報道しております。

非常に残念な思いをする機会が多いのですが、日本建築の歴史には必ずその当時の技巧と考察が存在しておりますので、歴史を点で捉える事をしないで、是非、線で捉えて正しく報道して頂きたいと思います。

歴史にもしはナンセンスですが、

もし、基礎・耐力壁・小屋組の耐震技術がもっと早くに確立されていましたら当時の瓦製造業者や職人は要らぬ忍耐や揶揄を避ける事が出来たと私は思います。

ズレさせない為だけならば、とっくの昔に工法や製法は当時の技術力で充分出来ていたと考えられるからで御座います。

以下は、自論であり、仮定でも御座いません。

少々飛躍した考え方では御座いますが、歴史を振り返りますと、瓦屋根でなければ大火・飛び火による死傷者が圧倒的に増え、地震による初期倒壊の犠牲者も大幅にあがり、この記事を読んで頂いている方も、私もひょっとしたらこの世に存在出来なかった可能性があるかもしれない・・。

 

以上の考察と土葺き瓦屋根の歴史に敬意を払いながら雨漏り修理や屋根修理に日々奮闘させて頂いております。

 

 

 

肉眼で確認出来ないピンフォールの正体

2016-11-17

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こちらの写真は鬼瓦を緊結する銅線の腐食の写真です。

鬼瓦の滑落を招く銅線の腐食は主に棟木に打ち込む方の5寸鉄釘と銅との電蝕で引きおこるケースが殆どですが、まれに鬼瓦方向の銅線の腐食も垣間見ます。(体感では100件に2~3件位の頻度)

この現象はどこの屋根瓦にも発生している訳ではありませんので、あくまで仮説の域を脱しませんが、

恐らくは鬼瓦廻りに巻いた漆喰の水溶液、アルカリ性の強い石灰の水溶液が吊り線の腐食を進行させていたと考えられます。

アルカリ性の強い水溶液が上手く吊り線に関与した場合のみ腐食の進行が見られますから、これから外れた水流の場合は腐食が起こらないと仮定できます。

 

ここから派生する考察は、銅谷の肉眼では確認出来ないピンフォールの発生にも繋げる事が出来ます。

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写真の様に明らかに目視確認出来る摩耗穴と目視出来ないピンフォールが銅谷の場合混在しております。

写真は谷漆喰を塗っており、目視出来ないピンフォールで雨漏りしている銅谷は谷漆喰のアルカリ性水溶液による腐食が関与していると思われます。

こちらは構造上ピンフォールが出来ても雨水が関与しなければ直接的な雨漏りは引きおこりませんが、雨水が関与した場合は見える穴だけ塞いでも雨漏りは改善に至らない過去の前例も御座います。

これが、目視確認出来ない銅谷のピンフォールの正体である可能性が高い。

 

結果として、考えられる施工上の留意点は

①谷に石灰は置かない

②鬼首防水はシールが必須

上記は屋根漆喰工事のみのメンテナンスを施す場合。

 

棟の積み直しや谷の交換時には現在アルカリ性の南蛮漆喰を使用致しますので、銅板や銅線を使用しない。

以上の事が考えられます。

 

 

 

 

屋根勾配や立地環境で屋根材の寿命は変わります

2016-11-06

屋根工房きのした本日はセカンドオピニオンとして屋根診断にお伺いさせて頂いておりました。こちらの屋根の仕様は

①スレート瓦和形
②5寸勾配
③日照時間を遮る隣接物無し
④明石市 被沿岸部
⑤35年経過

という内容となります。
雨漏りの原因は下記写真の様に震災時の施工不備が原因となります。

東取り合いからの漏水。

雨漏りもそうですが、施主さんの最も関心がある事項は葺き替えなければならないかどうか?

私の診断は、雨漏り箇所である取り合いの一部修理でまだいけるという判断となります。

理由は
①5寸勾配故に雨が停滞する時間が少ない事と、乾燥時間が早い。
これは、スレートの様な雨の浸透率の高い建材には生命線といっても過言ではありません。
幸い水分膨張で割れた瓦は全方向を見渡しても一枚しかありませんでしたので早急な葺き替えは先ず必要ないと判断させて頂きました、加えてこの建材の水返しが極めて優秀であるため、防水紙の劣化は無視して問題無しとご提案した次第です。

ところが、環境と屋根勾配が変わると診断内容は変わります。

こちらの屋根は同じメーカーでありますが、仕様は、

①スレート瓦和形
②3寸勾配
③日照時間を遮る山があり
④奈良県 山間部
⑤30年経過

先の屋根よりも裂傷が躊躇に見られ、そろそろ葺き替えを視野にいれての雨漏り処理をさせて頂いた屋根となります。

裂傷が起こった原因は日照時間の短さと屋根勾配の緩さ故、瓦の重ね目に停滞する雨水が瓦裏面の雨水の浸透率の高い箇所から浸透する時間が長く、水分膨張率が明石市の現場とはまるで違うからです。
この場合でも水返しは優秀であるため、防水紙云々の提案は致しませんでした。

現在でも雨漏りは止って一先ずの安心は頂いております。

 

 

屋根工房きのしたドブ付けや、燻瓦ではなく、屋根材の裏面の雨水の浸透率の高い建材は屋根勾配や立地環境で屋根材の寿命は確実に変わります。

 

 

新築する方や葺き替えを予定している施主さんは、覚えていてくださいね。

 

雪止め瓦+耐寒緩勾配適合瓦は降雪の堰に勝てるのか?

2016-10-28

屋根工房きのした

 

先日から雨漏り修理工事をさせていただいております現場の写真です。棟の冠瓦下の葺き土も多く、風圧を伴う雨に干渉され続け、風化しております。

この現場は、京都府の北部舞鶴市に近郊している綾部市。
私共の施工エリア外ではありますが、御依頼頂いた次第です。

年間降雪量も大阪とは全く違うこちらの屋根には雪止め瓦が施工されております。雪止め瓦とは、堆積した雪が一度に滑落し人損や物損を未然に防ぐ為に施工する瓦屋根材の名称です。屋根材により様々な形態が御座います。

舞鶴市の最大降雪量は、2012年の87cm
大阪府の最大降雪量は、1907年の18cm
(気象庁のデータをお借りしました。)

実に大阪の4.8倍

屋根に雪が堆積した場合、滑落もそうですが、最も怖い現象と考えられるのが雪解け水の逆流や、雪そのものが堰となって防水紙に雨水が干渉している可能性があるという事。

この一点に注視致します。

早速、二階の雪止め瓦の周りの瓦を捲って調べてみました。
現在の防水紙に比べれば品質は多少下がるアスファルトルーフィングですがタワミや染み後は一切見つけられません。

雪止め瓦

一階の日照時間の短い面も精査致しました。
雪の解ける速度が遅ければ遅いほど、堰や逆流の危険が増すからです。

写真の通りこちらも問題ありません。

結果として
雪止め瓦+耐寒緩勾配適合瓦は降雪の堰に勝てるのか?

勝てます。

こちらの立地(京都府綾部市)では充分機能しております。
理由は、地瓦に充分な水返しが施設してあるからで御座います。
雪解けの雨水も堰となる雨水も施設している水返しで跳ね返し防水紙に干渉されておりません。

※屋根の仕様※

①屋根勾配2.8寸(緩勾配)
②地瓦(耐寒・緩勾配適合ハイシルバー・高浜市野安製瓦)
③経過年数 30年前後

水返しの無い瓦でも、水返しを付ければ雨漏りしない地瓦平部に改変する事はこの結果からでも容易に推し量れますので、施工主様は覚えておいて下さい。

屋根工房きのしたまた、葺き替えや新築をお考えの施工主様はご近所で一番結果を出している屋根材や製造メーカーを選択する様にすれば、大きな失敗を回避する事が出来ると思います。

 

 

 

 

上屋根と下屋根の強度が違う

2016-10-07

本日は、雨漏り修理の応急処置と屋根診断をさせて頂いておりました。
写真の屋根は再度のシリコン工事を勧められていた屋根で、棟の改修工事の御依頼を頂きましたので着工までお待ち頂く間の簡易応急処置となります。耐用年数は簡易とはいえ、当店で3年の実績が残っています。

物損で壊れた屋根の応急処置も同じ工法を取らせて頂きました。

本日の本題に入ります。

この薄型スレートのひび割れは、塗装時に谷樋のハゼを踏んで発生したひび割れです。躯体が薄いため少しの段差でも割れる可能性があります。

上屋根と下屋根の強度が違いました。下記は現在まで雨漏りしていないという経過報告からの考察となります。

上屋根の野地板の具合が余り良くありません。乗ると軽く弾んで返って来る箇所が全面。大抵は日照時間、乾燥時間の遅れる北面にこの現象は出ますが、今回の場合は全面に出ております。

ところが、二階壁面の障害を受け日照時間も乾燥時間も更に遅れて痛み易いはずの下屋根の北面が何の問題もない強度を保てております。

これらが意図する事は、上屋根の垂木の幅(ピッチ)が下屋根の垂木ピッチより広いか、もしくは垂木の太さが違うであろうと推測致しました。天井裏には入れない構造ですので、上屋根の構造強化の見積もりを入れますが、工事の依頼を頂けましたら化粧を捲り、野地板の腐食が無いと判断した場合は構造強化の見積もりを省く、変則見積もりとなります。

予算を可能な限り抑え、雨漏りだけ打ち倒す、本葺き瓦屋根の改修工事も頑張っております。

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